第一生命・サラリーマン川柳

今年も第一生命の「サラリーマン川柳」の小冊子を、女性営業社員が届けてくれた。
この「サラ川コンクール」は回を重ねること今年で29回を数え、今回も4万句に近い応募があり、その中から特に笑いを誘う300句が掲載されており、今年の第1位は「退職金 もらった瞬間 妻ドローン」で詠み人は元自衛官、身につまされる人も多いはず。
数年前には芸能人が、このサラ川柳の中からパクってCDを販売し、大いに売れたため著作権が問題になり、別の意味で笑いを誘われたこともある。
ところで川柳は時代を反映した作品が多く、70歳を超えてからは句で使われている言葉、今回のコンクールで例を挙げると、「ましゃロスの妻を救った五郎丸」で、「ましゃロス」の意味がわからず、回りの人に意味を説明して貰う事が増え、お笑いのオチを尋ねるようでは世も末だ、などと思うのが恒例になってきた。
俳句とは違い季語も必要としないだけに、五、七、五の十七音に人情の機微を織り込める川柳は、生活に密着している場合が多く、よく考えているなと感心させられ、頭の体操に大いに役立てている。
来年は第30回の区切りの年だけに、灰色の脳細胞を駆使して、シワが取れてツルンとなる前に、傑作ば書いてみよう。


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