博多区の市議選

告示まで残り1週間を切り、各候補者は選管からの事前審査も終わり、選挙事務所も慌ただしく動いている。
博多区の福岡市議会議員定数は9名で、今のところ現職5名、新人5名の計10名の立候補が予定されている。
自民党は現職南原茂氏(65)、みらい福岡の鬼塚昌宏氏(46)、高島市長に最も近い自民新福岡の福田衛氏(47)に加え、無所属川口浩氏(58)にも推薦を出し、公認と推薦候補は4名となる。
一方公明は現職古川清文氏(50)、今回勇退する石田氏の後任には川上たえ氏(44)の2名、共産は勇退する比江島氏に代わり木村拓史氏(32)が出馬を予定している。
この他に新人では、立憲民主から元カルガリー冬季オリンピック銀メダリスト山田由美子氏(50)、日本維新の会から堀本和歌子氏(37)、元衆院議員の新開裕司氏(50)らが立候補予定しているようである。
現職組は有利に選挙戦を進めており、更に組織力のある公明、共産の新人と続き、残りの議席を新人3名が争う様相だ。
立憲民主党の支持率は他の野党より高く、山田氏の名前はスピードスケートの分野では知名度はあるものの、一般市民にどれ程知られているかは未知数である。
新開氏も衆院議員の経験があるとは言っても、比例区での当選で知名度には難点がある様に思われ、また日本維新の会の堀本氏は知名度においては、他の候補より劣り、日本維新の会の風も吹くかどうか不明である。
残り1議席を、新人3名で争うことになるだろう。



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星野団長誕生~公約実現に向けて

今回の福岡市議会議員選挙において、市内7区のすべてに候補者を擁立した日本共産党福岡市議団は、7名全員が当選したことで、自民党市議団20名、公明党市議団11名に次ぐ、念願の第3会派(福岡市民クラブ、みらい福岡と同数)になることが出来た。
数年前までは政権政党だった民主党も、福岡市議会においては会派を維持するため、民主の名前を消し、情けないかな、福岡市民クラブに変更した。
保守系会派のみらい福岡は、中央区の水城四郎氏が落選したことで、無所属議員を誘う多数派工作に失敗し、自民党への加入を申し込んだが、結論は出ぬまま保留に止め置かれたまま。
同じ7名の会派だが、下り坂の福岡市民クラブやみらい福岡に比べ、上り坂の日本共産党福岡市議団は引退した宮本秀国氏に替わり、新しい団長として中央区選出の7期目、星野恵美子市議を選び、また早良区選出で4期目の中山いくみ氏を幹事長に決定して船出した。
5名から7名となって、議案提案権を得ることが出来るようになり、特に博多区の5期目であるひえじま俊和議員と、城南区4期目の倉元達朗議員の返り咲きは、新生共産党福岡市議団にとって力強い限りである。
また南区から立候補して初当選した堀内徹夫議員は、長年地区の責任者として宮本秀国氏を支えてきただけに、新人とは言いながら論客であり、弱い立場に立つ市民の味方となって活躍してほしい。


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