再興に向け ふるさと納税型CF

飯塚が誇る木造2階建ての芝居小屋「嘉穂劇場」、現在管理する飯塚市が 老朽化した建物の補修等の費用を集める目的で クラウドファンディングを始めている。

同劇場は昭和6年に開場、石炭産業で栄える筑豊地方の娯楽の場として地域に愛されてきた。
48座あった遠賀川流域の芝居小屋の中で ただ一つ生き残ったのが嘉穂劇場、平成18年には国の登録有形文化財となり、同19年には近代化産業遺産の認定を受けている。

令和3年に民間から飯塚市へ譲渡され 現在は休館中、今後再開のために耐震補強や雨漏り対策など老朽箇所の改修費用が必要となり、今回ふるさと納税の仕組みを活用したクラウドファンディングを始めることとした。

期間は1月5日までで目標額は1000万円(さとふるの場合)、寄付額に応じて返礼品が用意されている。
これから年末にかけて ふるさと納税の時期となるが、一度 専用サイトをのぞいてみてはいかがだろうか。

さとふる 嘉穂劇場の再興の応援サイト
飯塚市 嘉穂劇場の紹介 

さとふる で紹介されている返礼品

残された時間で財団設立

神奈川県逗子市在住の畠中一郎さん(64)から「昨夏、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断され 余命3〜4年と宣告を受けた」という連絡を頂いた。
ALSとは、手足・喉・舌の筋肉、呼吸に必要な筋肉などが 痩せて力がなくなっていく病気で、治療法はないという。

畠中さんは 大学卒業後、JETRO職員として海外で勤務、私は1989年から2年ほど コンゴ民主共和国(旧ザイール)で 同じ時代を過ごしたのだが 大変お世話になった。
いつも 何か面白いことを企んでいる風で、人懐っこい笑顔でとつとつと話すのが印象的だった。

私がザイールを離れたのが1991年3月、その半年後の9月、隣国のルワンダで内戦が勃発、それに触発されたようにザイール全土でも暴動が起こり、抑圧された民衆の怒りが爆発し、スーパーや商店、ホテルなどから略奪・暴動の限りを尽くした。

外国人が多く住む地区にも暴徒が押し寄せ、畠中さんの家の庭の塀を 男性がよじ登って来るのが見えた時は 死を覚悟、間一髪で政府軍の兵士に救出され、無事に国外へ脱出できたという。

こうした体験を経て、帰国後はMBAを取得し コンサルタントとして野村総研、アクセンチュアなどで様々な事業に取り組む一方で、企業トップという立場で数多くの国内外の事業に関与してきた。

余命宣告を受けてから、畠中さんが最後に出した答えが、「難病やその他障害に苦しむ患者やその家族を支え続けるための財団を設立すること」、そのため クラウドファンディングで支援金を募ることを決めた。
死を宣告されるのは残酷で辛いことだが、それでも前を向いて何かを残そうというところが いかにも畠中さんらしい。

目標は1000万円、クラウドファンディングで集まった支援金は段階的に、財団のウェブサイト構築、事務所の開設、シンポジウムの開催、介護機器リース事業などに活用する。
6月28日に呼びかけが始まってから5日間で500万円が集まった。
期限は今月末まで、畠中さんのコンサル業の集大成としてのミッションに、多くの支援の輪が広がっている。

クラウドファンディング「難病患者やその患者を支え続ける財団設立へ」

歴史を未来に繋ぐ。旧荘内藩藩主酒井家墓所を整備して一般公開へ

九州からはあまり馴染みのない東北地方、山形県鶴岡市。

庄内平野で知られるその土地を、1622年から1871年まで約250年間治めたのが、徳川四天王の筆頭といわれた酒井忠次を祖とする酒井家である。

その酒井家第19代後嗣、酒井忠順氏が今年9月に設立した「一般社団法人荘内酒井歴史文化振興会」が、クラウドファンディングで寄付を募っている。

目的は、酒井家歴代藩主が眠る2203坪の広大な墓所を、城下町鶴岡の新たなシンボル、地域住民の誇りとなるような特別な場所にするために、保存・整備を進めるということで、2022年の一般公開を目指している。

荘内酒井歴史文化振興会の試みを後押しして頂ける方は、下記のページに進みご支援をお願いします。
https://readyfor.jp/projects/shonaihan

合わせて、振興会のホームページもご覧下さい。
https://shonaisakai.or.jp/



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若久緑園 にほんいちの山に登り隊

若久緑園(福岡市南区若久2-3-51)は、平成15年に福岡県から社会福祉法人 共栄福祉会が運営を引き継いだ福祉型障がい児入所施設で、知的障がいのあるある3歳~18歳の男女80名が共に生活をしながら、近くの学校に通学している。

本来なら家族と暮らす大切な時期に様々な理由で入所している子どもたち、集団生活を営む中で、協力しながら必要な社会性を身につけること、そして、スポーツや文化活動を通じて褒められる機会を得て自信をつけること、これらを達成するために様々な活動に取り組んでいる。

そして今回、子どもたち8名と富士山登山チャレンジを計画、5年ぶりの企画であるが、実施費用が工面するためクラウドファンディングで寄付を募ることにしている。
子どもたちのチャレンジする気持ちを後押しして頂ける方は、下記のページに進み、ご支援をお願いします。
https://wakahisa-midori.jimdo.com/



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青胡椒農家を守りたい!辛党ファンに激辛を届けます。

青胡椒とは、緑の唐辛子のこと。

筑豊地区では、この青胡椒を栽培している農家があるにはあるものの、高齢化と後継者不足の影響が大きいという。

もともと唐辛子は中南米が原産だけに、暑ければ暑いだけ美味しくなるのだが、熟れてしまうと赤くなるため、実が太り完熟する手前で収穫する目利きが必要。

そこで、青胡椒を生産してくれる農家や後継者を育成し、数少ない青胡椒を守るため、筑豊・青胡椒(福岡県田川郡、代表 龍皇成)は、11月24日からクラウドファンディングでプロジェクトを開始した。

目標は、20万円。

参加方法は下記のプラットフォームから。
FAAVO福岡 (https://faavo.jp/fukuoka/project/894


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九州を歩いて調査~活動資金支援を募集!

九州自然歩道フォーラムの福島優氏は、「地域×クラウドファンディング FAAVO福岡」を活用して、「九州自然歩道の大分ルートを実際に歩いて調査&普及啓発活動を行う」ために、活動資金の支援を募集している。
九州自然歩道は、九州7県をつなぐロングトレイルで、各県が管理者として整備し、昭和55年に全線開通した。しかし整備から35年が経過した今、歩道の老朽化や自然災害による損壊、そしてトレッキング愛好者からもその存在が忘れ去らようとしていることが問題になっている。
今回調査する大分ルートは総延長163km、福岡県境の大平山から耶馬渓、阿蘇くじゅう国立公園九重山系を抜け、武田を経て祖母山国観峠で宮崎県に続く、大部分が山中や森林の道で、宿泊所が無いところもあるため、野宿しながらの調査行となる。
この大分ルートを福島優氏が実際に歩いて、道が崩れていたり、会談がボロボロになっているような危険な個所、看板や解説版の改善点などを調査し、また自然や歴史などの魅力的なポイント、美味しい食べ物なども調査してレポートにまとめる。
そしてレポートを支援者の皆さんに報告するだけでなく、管理者の大分県に改善提案し、たくさんの人が安心安全にトレッキングを楽しめる歩道にしていく計画だ。

◆目   的:九州自然歩道の大分ルートを実際に歩いて
       調査&普及啓発を行う
◆目標 金額:21万円
◆募集 期間:平成27年5月11日~6月19日 (40日間)
◆資金 用途:調査レポート作成、交通旅費、リターン購入費、手数料
◆リターン品:九州自然歩道オリジナルバッヂ、調査結果レポート
       報告会参加権、福島優の1日行動食セット、
       トレッキング講習会など
※支援金額に応じて、リターン品の内容は異なります。

◇詳しくは下記のホームページまで。
九州自然歩道フォーラム、
FAAVO福岡


 

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