中洲・シオンの娘

中洲で1980年から38年間に亘り、営業を続けてきたクラブ「シオンの娘」が建物老朽化のため、12月28日をもって閉店を迎える。

シオンの娘は、1979年にマスコミからバッシングされた「イエスの方舟」の信者たちが、日々の糧を稼ぐために開いたクラブとして知られている。

イエスの方舟を主宰する千石剛賢氏(故人)は、逮捕されるも容疑事実はないとして不起訴となり、マスコミが作った事件として歴史に汚点を残した。

その反省もあってか、福岡のマスコミ関係者たちは「シオンの娘」に足繁く通っていたという。

当時を知るベテラン記者は、好みの娘にアプローチをかけた際、「神様の思し召しがあれば・・・」とやんわりとフラれた思い出を、懐かしそうに語ってくれた。

中洲からは去ることになったが、来年3月に福岡市東区香椎に新しい店がオープン予定という。

アール・グラージュ

絵画と照明と音楽の組み合わせにより、時の流れや季節の移り変わりを1枚の絵画で表現したアール・グラージュの作品展示会に参加した。

雲海に浮かぶ富士山、ハワイのビーチ、假屋崎省吾氏とコラボした桜の3作品は、絵を照らす調光の具合によって風景が朝から昼、そして夜へと変わり幻想的、そこにゆったりとした音楽もあり、リラクゼーション効果が得られた気がした。

また、アルフォンス・ミシャの作品「黄道12宮」は、照明が暗くなると12星座のシンボルと女性の髪飾りが、鮮やかに浮かび上がり美しかった。

暗い場所でこそ生きてくるアール・グラージュ、中洲の某クラブが6枚購入したそうだが、夜の街の耳目を集めそうだ。



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