伊都営業所新設 ~ 昭和自動車

福岡県内はバス路線の大部分を西鉄バスが独占しているが、福岡市西区の長垂山から叶岳、そして日向峠(ひなたとうげ)にかけた山系の西側、つまり今宿、周船寺、糸島市方面は、唐津に本社を置く昭和自動車(金子隆晴社長)のエリア。

このため、長垂山-日向峠ラインの東から、西鉄バスが九大伊都キャンパスまで走っているが、乗客はこのラインを越えたら、終点の伊都キャンパスまで途中下車できないはずで、唐津方面から昭和バスが博多駅に向う際に、このラインを越えた福岡市内で下車できないのと同じ。

ところで、昭和自動車はJR九大学研都市駅北口のすぐ隣りに車庫を持っているが、いまでも駅の周囲の西都地区には、新しい建物が次々と建て込んできているだけに、近い将来移転しなければならないことは確実。

そのためもあるのか、九州大学伊都キャンパス北門近くに、約1万平方メートルの土地を造成中で、約2600平方メートルの敷地に営業所や車庫を建設する計画、完成すると大型バス約50台が駐車可能となる模様。

下の写真のように、工事はまだ立木などの伐採と造成が始まったばかりの段階で、整地後は糸島地区トップのゼネコン、㈱へいせい(西原幸作社長)が建物を建築、来年6月完成予定。