地域の声は私が届ける・県議補選(久留米市)

4月2日告示、4月11日投開票の 県議補選(久留米市選挙区)には、現在のところ中村香月氏(28)が立候補する意向を表明している。
20代の女性の挑戦ということで注目を集めているが、香月氏は県議を2期務めた中村誠治氏(国民民主党)の次女だ。
2年前の県議会議員選挙(定数5)には6人が立候補し、誠治氏が落選した。

旧田主丸町を地盤とする誠治氏が議席を失ったことで、同地区の声が届きにくくなったのも事実、そのような中、小川知事の辞任で突然決まった県議補選、各政党が2年後の統一地方選を見据えて候補者擁立を見送っていたところ、父親に代わり香月氏が挑戦する決意を固めた。

香月氏は、久留米市育ち、立命館アジア太平洋大学に進学し、1年間カナダに留学、卒業後は 外資系コンサル大手 アクセンチュアに勤務と異色の経歴、たまたまビジネスがひと段落したところで 独立起業を考えていたところだったという。

父親譲りの根性で、立候補を表明してからは 朝は市内で辻立ち、昼は後援会回りに汗をかく毎日だ。
今回、立憲民主党の推薦を得ているが、地元の声の代弁に政党は関係ない。
風や政党の力に頼りがちな新人とは一線を画す 泥臭い面を持ち、且つ 新しい感覚を兼ね備えた若手政治家として、コロナ後の県政で面白い存在になるに違いない。