中洲のぼったくりキャバクラ

東京の知人が「最近の歌舞伎町は怖くて歩けない」と言っていた。
歌舞伎町ほどでもないが、福岡の歓楽街、中洲でも 以前とだいぶ雰囲気が違ってきている。

地元ヤクザも高齢化し、県警の暴力団への取り締まりは厳しい。
その代わりに 暴力団には加入していない「半グレ」がガールズバーやホストクラブを経営、若者をターゲットにした巧みな営業システムで、次第にのめり込ませて大金をつぎ込ませているという。

また、ぼったくりの店も 名前をころころ変えながら営業を続けているらしい。
中州2丁目のPビル2Fにあるキャバクラの話。

セット料金1時間4500円で入った2人の客は午前2時頃入店、3時間の滞在で約125万円を請求され、所持していた現金13万円を支払うも、残金を払わせようと店の従業員がATMまで付いてきた。
その顛末は割愛するが、なんとか 残金112万円は支払わなくて済んだそうだ。

皆さんも、くれぐれもご注意を。

タカクラホテル自主廃業

福岡でも緊急事態宣言が発出され、ホテル業界にとっても再び大きな痛手となった。

そのような中、福岡市中央区のタカクラホテルが今月末で、50年余りの歴史に幕を閉じることになった。

同ホテルは小さいながらも宴会場を備えた地場シティホテルの草分けで、先代の時に県議会議員宿舎があった隣接地を買収して増築し、営業を拡大して売上を維持してきたが、今回のコロナ禍による売上激減で、代表の高倉照矢氏が決断したようだ。

県内のコロナ感染者も連日300人を超える状況で、福岡市民の日常生活は委縮し、特に中洲の灯も消え、都心部全体が暗くなった気がする。

現状を見る限り、福岡に人の流れが戻ってくるのは相当先になり、今後もホテルの廃業が続くことが予想される。

中洲が変わる

西日本一を誇る歓楽街として知られる中洲は、老舗料理店からバー、クラブが軒を連ね、狭い地域ではあるが約2400軒の様々な店が営業している。

特にクラブなど女性が働く職場では、多くの女性がプライドを賭けて売上げを競い、一部では男女の騙し合いだが、多くは「客が店を育て、店が客を育てる」素晴らしい中洲システムが出来上がっていた。

中洲で遊んだ経験を持つ安倍総理の「非常事態宣言」によって、一瞬にして店の看板ネオンが消え、働く粋な女性の姿も見ることが出来ない有り様で、今回のように暗い街になったのは戦後初めてである。

仮に一般市民生活での非常事態宣言が解除されたとしても、「3密」という空間を理由に、バーやクラブは更なる「自粛」を要請される可能性もあり、早々簡単に客足は戻らないだろう。

また長い自粛生活を強いられた多くの企業経営者やサラリーマンは、真っ直ぐに家に帰らず中洲に通いたい気持ちは旺盛であるも、今回の自粛生活により新たな家庭内環境が出来ており、直ぐに中洲の店が繁盛するとは考えにくい。

だが店を経営しているオーナーママの大半は、相応の年齢だけに店を再開する意欲と、今後数ヶ月続く厳しい経営環境に、耐えて乗り越える気力が充実しており、その心構えが中洲の復活を左右するだろう。

中洲・桃太郎が閉店

中洲の歓楽街の中心に位置するグランドキャバレー「日本一のThe New Momotaro(福岡市博多区中洲2-4-20)」が、3月末で閉店する。

同店は、コンパニオン100名が在籍しており、日本一の広さを誇る老舗の大衆キャバレーとして一世を風靡したが、時代の流れに沿わなくなったのか、約50年の歴史に幕を下ろすを決断したようだ。



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IRの飛び火

IRで中国企業からの現金が飛び交い、昨年のクリスマスには衆院議員秋元司氏が逮捕されたが、更に5人の国会議員の名前が取り沙汰されている。

IRに絡む利権が注目されているが、福岡市ではIR誘致に熱心な政 治家は見当たらない。

民間では誘致に積極的な若い財界人がいるようだが、市長はカジノが必要ないと判断したようだ。

一方、北九州市では一部の政治家が誘致に積極的に動いているようだ。

市議会の議長経験者や、中洲遊びが話題になっている県議会議員の名前が聞こえてくるが、飛び火しないことを願いたい。

中洲・シオンの娘

中洲で1980年から38年間に亘り、営業を続けてきたクラブ「シオンの娘」が建物老朽化のため、12月28日をもって閉店を迎える。

シオンの娘は、1979年にマスコミからバッシングされた「イエスの方舟」の信者たちが、日々の糧を稼ぐために開いたクラブとして知られている。

イエスの方舟を主宰する千石剛賢氏(故人)は、逮捕されるも容疑事実はないとして不起訴となり、マスコミが作った事件として歴史に汚点を残した。

その反省もあってか、福岡のマスコミ関係者たちは「シオンの娘」に足繁く通っていたという。

当時を知るベテラン記者は、好みの娘にアプローチをかけた際、「神様の思し召しがあれば・・・」とやんわりとフラれた思い出を、懐かしそうに語ってくれた。

中洲からは去ることになったが、来年3月に福岡市東区香椎に新しい店がオープン予定という。

アール・グラージュ

絵画と照明と音楽の組み合わせにより、時の流れや季節の移り変わりを1枚の絵画で表現したアール・グラージュの作品展示会に参加した。

雲海に浮かぶ富士山、ハワイのビーチ、假屋崎省吾氏とコラボした桜の3作品は、絵を照らす調光の具合によって風景が朝から昼、そして夜へと変わり幻想的、そこにゆったりとした音楽もあり、リラクゼーション効果が得られた気がした。

また、アルフォンス・ミシャの作品「黄道12宮」は、照明が暗くなると12星座のシンボルと女性の髪飾りが、鮮やかに浮かび上がり美しかった。

暗い場所でこそ生きてくるアール・グラージュ、中洲の某クラブが6枚購入したそうだが、夜の街の耳目を集めそうだ。



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中洲に立ち退きの嵐

祇園山笠の長法被姿の男衆が歩き始めた今年の夏は、中洲2丁目に立ち退きの嵐が突然吹き始め、俄かに騒々しくなってきた。

対象になっているのは、木造2階建に14の飲食店がひしめき合って営業している一角だが、業歴1年程度の下関市に本社を置く不動産業者が交渉を始めている。

成長著しい福岡市、しかも西日本一の歓楽街で新しく店を開くには、どんなに小さな店でも数百万円の資金が必要とされる。

今回立ち退き対象は繁盛店ばかりで、営業補償と移転費用を合わせた立ち退き料が、中途半端な金額で終わるとは思えない。

立ち退き期限は年内一杯ということらしいが、予定通り簡単に事が運ぶとは思えず、場所が場所だけにトラブルになるのは必定、従来の福岡県警であれば情報を入手し動き始めているはずで、俄かに騒々しくなってきた。



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事件は中洲の噂から

地銀を監督する立場のトップが、褒め称え脚光を浴びていた、スルガ銀行(静岡県沼津市)であるが、一連の融資申込書の出鱈目な記載で、不適切な融資が発覚してから、次から次に銀行内の不祥事が、マスコミで報じられている。
スルガ銀行は九州にも進出し、福岡市中央区に支店を設け、現在は博多駅周辺に移転しているが、銀行の支店とは名ばかりで、普通ある筈のカウンター窓口が無く、取引は全て応接室で行われていた。
スルガ銀行の担当者は連日、西日本一を誇る中洲のキャバクラで接待を受け、その遊び方が話題になるほどだった。あれほどの接待を受けておれば、不正融資が行われていたのは当然で、いずれ福岡にも飛び火するだろう。

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ご法度破りの、中洲のその店 ~ どこ?

博多祇園山笠も終わり、梅雨明けとともに福岡に襲来するのは酷暑で、連日35度以上の気温に体調を崩す人も多く、西日本一の歓楽街、中洲も閑古鳥がないていると思ったら、さすがに山笠で鍛えた男たちだけあって、真夏日でも結構夜の街に繰り出しており、繁盛している店も多い。

中洲の夜を彩る世界は独特のルールがあり、客とホステスの間にはロマンスが生まれることもあるが、大部分は狐と狸の化かしあいの寸劇が連日繰り広げられている。

だが店内の男女関係はご法度で、厳しく禁止している店が大部分、これが崩れると店内の秩序も崩壊し、ギクシャクした雰囲気は客にも知られることとなり、客足が遠のき、売上が減少するのは時間の問題となる。

中洲で5本の指に入る売上をほこり、女性も30名前後を抱えて繁盛している店で、黒服と呼ばれる男性従業員が数人の女性に手を出し、中洲スズメの噂になっているから恐ろしい。

福岡中洲の暴力団勢力図

日本の近代化を担った北九州工業地帯も、重厚長大の基幹産業が華やかりし頃は、エネルギー源としての石炭が貢献していたが、エネルギー革命によって石油に代わり、筑豊や大牟田の炭鉱産業と共に暴力団も大きく変わった。
かつて福岡県の暴力団の資金源は福岡市に集中し、山口組傘下の伊豆組が、繁華街である中洲を縄張りにしていた。
何時しか北九州、筑豊、筑後の暴力団組織も、福岡に進出してきたが、中洲は豊富な資金源でもあったため、共存共栄のシステムが構築され、大きなトラブルも無く、今日に至っていたと言っていいだろう。
しかし北九州を本拠地とする工藤会に対して、福岡県警は強硬な壊滅作戦を行い、組織幹部の大半を逮捕したために、組織から組員の離脱もあって、勢力は往年の勢いを失っている。
2年前に京都で起きた餃子の王将社長殺害事件で、京都府警から捜査員が福岡に来ており、状況証拠でかなり絞り込んではいるが決定打に欠け、犯人逮捕には至っていないのが現状だ。
福岡県警には新しい本部長が赴任、壊滅作戦をさらに進めるためにも、王将社長殺害の犯人逮捕に踏み切るとの情報が流れており、マスコミも仕切り直しで取材を再開し始めた情報も聞く。
7月の暴力事件が原因で伊豆組組員の姿が中洲から消え、代わりに筑後の暴力団が夜な夜な中洲を徘徊している噂も聞かれ、勢力図が塗り替えられ始めたのか、それとも別な要因が発生する前触れなのか、福岡県警も情報を集めに苦労しているようだ。


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夜の中洲は情報ネタの宝庫

西日本一を誇る歓楽街の中洲は、かつて山口組系列の暴力団が資金源にしていたが、今では九州各地から甘い蜜を求めて、大勢の暴力団が進出してしのぎを削っているが、その山口組が分裂すると末端組織は統制が乱れ、波風が立ち始め騒々しくなってきた。
8月に入って中洲で暴力事件が発生し、福岡県警は事件が拡大するのを恐れ関係者を逮捕、
そして一連の事件を取材するため、数社の週刊誌記者が福岡を訪れ、中洲周辺で取材を行なっていた。
ところが、これらの一連の事件とは別の、暴力団がらみのネタを嗅ぎ付けた模様で、取材すればするほど思わぬ方向に発展するのではと言われている。
表面上は立派な看板を掲げているものの、その実態は企業舎弟と福岡県警は判断しており、その資金の流れについて内偵を始めた情報を聞く。
福岡は石炭産業で栄華を極めただけに、明治時代から経済界も政界も、やくざとは切っても切れない関係が続いており、その根は深く現在も続いているようだ。
また大臣になる前は、身体検査が行われるのは周知の事実であるが、身体検査する方の能力が落ち、逆に最近は週刊誌記者の方がその能力に長けており、先ず大臣クラスの政治家の過去が暴かれ、次に周辺の経済人へ波及することも考えられ、余り表舞台には立たないのが賢明と言えるだろう。

昔が懐かしい ・・・ 中洲 

大手企業の出先が多い博多は支店経済で、単身赴任者は札幌の「さっちょん」とともに、博多の「はかちょん」が双璧で、鬼の居ぬ間のせんたくで、中洲の夜を楽しんだ人も多いはずだ。
10数年前に店を閉じ、ママも亡くなった「クラブ薊」は、夜の商工会議所とも呼ばれるほど財界人が集い、浮名を流した人も多く、勤めていた女性たちにはプライドと情があった。
また中洲には「薊」を筆頭に、「金馬車」「上海」「白い森」「レッドシューズ」などの高級クラブが軒を連ね、店が終わればナイトクラブもあり、夜遅くまで口説いて振られてまた口説き、その駆け引きを楽しんだ人たちも多いことだろう。
その当時、男と女はあくまでも個人の関係で、自由恋愛を楽しんでいたものだが、最近はその男と女の接点に店が介在してくるようで、特に或る有名な店のママが顔を出してくるといわれ、これが嫌でそのママのクラブには行かなくなった、という人たちの噂をたびたび耳にするようになった。
この店のホステスの中には、ママが紹介した客がよほど嫌だったのか、この客をストカーだと警察に通報、診断書を添えて店と客を訴えたという噂もあり、美人局で脅された話はときどき耳にすることがあるものの、裁判になった話は初めて聞いた。
個人対個人の場合は弁護士に相談して、示談で問題を処理したというケースはあるが、クラブの女性を口説いて、慰謝料を請求されたなどの話は前代未聞で、裁判で店の名が明らかにされると、客が敬遠して寄り付かなくなることは必定だろう。
身を守るために中州スズメの噂も、時には聞いておくことが自分のためになる。


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ブラックな?・・・クラブ?

町内の長法被に博多帯を粋に締めた男衆の姿が、夜の中洲を闊歩する季節になり、暑い夏とともに祇園山笠がやって来た。
天下御免の男の祭りだけに、「山」はかかなくとも酒を飲む機会が増えるのは当然だが、羽目を外すと手痛い目にあうことはよくあることで、特に鼻の下を伸ばして法外な現金を要求され、弁護士事務所に駆け込むケースもあるように聞く。
多くのバーやスナックが入居する飲食ビルでは、深夜遅くまで営業すると周囲のやっかみからタレこまれ、警察の厳しい行政指導を受けることになる。
営業時間が短縮されれば効率化が求められ、営業時間後のアフターを有効に使うように、店の女の子に勧めている高級クラブが出てきたと、中洲スズメが噂し始めた。
中洲における男女の仲は狐と狸の化かし合い、恋と商売は紙一重と言われており、駆け引きに野暮は禁物で割り切ることが大人だろう。
企業の交際費も厳しくなっており、高級クラブと言っても客は選別出来ないため、若い素人女性を目的に来店する客が増えれば店の質も低下し、上質の客は問題の高級クラブを敬遠するようになって、売り上げ第一主義が裏目となって悪循環に陥り、客足がますます遠のくようになる。
イメージが大事な高級クラブは、一度ブラックの汚名がつけば、拭い取ることは非常に困難だが、逆に健全化してしまえば面白味が薄れ、客が減るもので、その兼ね合いはひじょうに難しい。


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パート収入・月25万円

国会予算委員会での安倍総理の例え話、「パートで働き始めた妻の月収が25万円」、これがネット上で騒動の的になり瞬く間に炎上、マスコミが騒ぎ始めた。
子どもがある程度成長し子離れしたことから、再度職場に復帰しても、独身時代の様に仕事がテキパキと出来ず、悩んでいる女性は多いと思う。
また働く主婦は、年収が103万円を超えると課税され、俗にいう働き損となるため、勤務時間を調整しているのが実情で、普通の人たちの生活とは大きくかけ離れた安倍総理の発言が、話題になっているのだ。
そもそも夫の収入が月50万円であれば、一般家庭の主婦は働かず倹約して生活するだろう。
過去にリクルート事件が社会問題になったとき、当時の参議院議員の夫人が、月に1回リクルートに顔を出すだけで、20万円の収入を得ていたことを、読売新聞福岡支社の記者が報じ、大きな話題となったことがある。
民間企業に勤める一般社員の平均月収は28万円前後で、安倍総理と収入額が違うのは当然だが、安倍総理は余りにも世間を知らなさ過ぎで、想像力にも乏しいようだ。
だが大手マスコミ経営陣は、安倍総理から招待されて高い料理を食べ懐柔されており、かつてのように記者が特ダネをモノにしても、管理職に記事を出す勇気はなく、揉み消すのがオチだろう。
安倍総理に子どもはいないはずだが、福岡の中洲では未だに隠し子の噂が絶えず、仮に事実であれば成人しているはずだ。


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あげま VS さげまん

 「あげまん」は今から25年ほど前に上映された伊丹十三監督の作品で、宮本信子や津川雅彦などの主演でヒット、以来開運を呼ぶという「あげまん」が流行った。
当然だが、「さげまん」もあり、男性にとって「あげまん」の女性と肉体関係を結び、運勢が開ければこれほど幸せなことは無い。
ところが女性から誘われると、誰かれ構わずついて行くような、据膳に食いつく様な男性は、「さげまん」に捕まる確率が高いと言われ、災難に巻き込まれ自分の運勢を下げていく。
その格好の例が福岡選出の代議士先生で、安保法案に関連した発言が発端となって、政治資金の不正もマスコミで報道され、止めは週刊誌に愛人問題が書かれたことだ。
確かに芸者上りのホステスとは別れたものの、その後に遊びのつもりで関係を持ったクラブのママが、どうやら「さげまん」女性だったのか、今回の暴露記事になったようだ。
この女性、着物が似合う美人のママだけに言い寄る男も多く、
ママの同僚と結婚した男は、誘われて浮気したのが運の尽きで、
経営していた会社は倒産し本人は自殺、まさに浮気が命取りになり死に追い込まれた。
銀座のママの枕営業が裁判で認められる時代だが、縁起を担ぐ水商売において、「さげまん」の噂がたつと、店に閑古鳥が鳴くのは時間の問題で、心覚えのある男性は命が惜しければ、駅前の「厄除け八幡」にお参りして、お祓いを受けることだ。


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