福岡市内に限らず、師走の声とともに、◎◎神社初詣の幟旗がよく目に入り、大晦日から元旦にかけて、初詣に行く老若男女が昔に比べると増えたような気がするが、よくよく考えてみると、50年前に比べ、福岡市の人口は70万人から155万人に倍増しているわけだから、参拝人口が増えて当然だろう。
どこの神社も、寄付に頼らず、お札やお守りの販売などで維持管理費が賄えているようで、新興住宅地にある小さな神社も、年々きれいになっており、喜ばしいことだ。
ただ、正月の参拝者は帰省した人たちも多かったはずで、地域や地方の神社は日常の神事などを行なうことが難しい問題になり始めているようだ。
人口が増えなければ、街からは活気が消えていく。
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初詣
福岡へ草木もなびく
福岡市の人口は150万人を超えているが、学生や若い女性で住民票を実家に置いている人も多く、実際に福岡市で生活している人はさらに4万人前後は増加するだろうと言われている。
また周辺のベットタウンから、福岡市へ通学や通勤している人はさらに多く、昼間人口が数十万増えるのは確実で、それに見合って利用する飲食店が増えるのは当然だ。
地方都市で長年営業してきた老舗であっても、人口が減少していることもあり前年の売上を維持するのは難しく、老舗の暖簾と蓄積された資金を活用する場所として、福岡へ進出してくる飲食店や企業は最近増えている。
九州内の県庁所在地にしても、素晴らしい企画でイベントを行っても集客する人数に限りがあり、一極集中が進む福岡での開催を主催者が考えるのは当然だ。
そうした中で福岡市はアジアの玄関口を自認するだけに、国際会議などの開催数は東京に次いで多く、参加者が宿泊するホテルは限界に来ている状態で、日程によってはビジネスホテルでも断られるケースが増えているようだ。
渡辺通りにあるニューオオタニ博多は、隣接するサンセルコの建物から地元テレビ会社が撤退して精彩を欠いており、建て替える噂が不動産関係者から漏れてきた。
ビジネスホテルの需要も伸びており、新しく進出を計画しているホテルが、中央区や博多区の利便性が良い場所を物色している、との情報を最近は頻繁に耳にするようになった。
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