夫婦で報酬 2850万円

コロナ禍が始まって、特に高齢者施設の職員の皆さんは感染対策を徹底しており、「クラスターは発生させない…」と 私生活の隅々まで気を遣っている。
介護職の待遇改善が言われて久しいが、一方で 経営者の中には 法外とも思われるような収入を得ているケースもある。

北九州市で特別養護老人ホーム等 介護事業を経営する某社会福祉法人は、年商が5億円弱だが、理事長兼施設長の報酬は 年額1500万円、業務執行理事(理事長の妻)の報酬が 1350万円に設定、羨ましい限りだ。
夫婦で2850万円、理事長は 別に本業があって常勤ではないらしい。
ちなみに、自民党の元市議らが理事に就いているが、日額10000円とされている。

同様の介護事業を営む法人(年商約12億円)の理事長兼施設長に報酬について尋ねたところ、「1000万円くらいまでなら 許容されると思うが、常識的なところで 800万円弱に設定している」と語った。

社会福祉法人の財務状況、報酬、理事名はネットで確認できるので 比較してみたら面白い。



 

福岡地裁~今週の民事裁判~判決言渡

今週18日の木曜日、13時10分から福岡地裁の第105号法廷で、原告㈱グット・リンク(博多区)、被告㈱エヴァ(東区)との間で2年半ほど前から争われていた、損害賠償請求事件の判決が言渡される。

シルバー産業の市場規模は年々増加しているため、新規参入業者も多い。

競合を生き抜くため、被告の㈱エヴァ(東区)は、従来の介護用品レンタルから、住宅リフォーム分野に事業を拡大しようとしたが、共同経営者との間で意見の食い違いが生じた。

そこで朝倉や伊万里、諫早などの営業所と顧客を、共同経営者が新しく設立した㈱グット・リンク(博多区)に譲渡したが、佐賀営業所社員がエヴァからグット・リンクへの転籍を拒否したことでこじれてきたもの。