看護師不足

福祉施設で入居者の世話をするのは介護士、また病院で医師の助手的役割を担うのが看護師で、どちらも国家試験での資格が求められ、人の世話をする仕事だが、24時間年中無休の勤務時間はハードで離職率も高い。
そのためどこでも慢性的な就業者不足で、いくら安倍総理が賃金を上げると言っても、施設や病院同士がお互いに人の奪い合いをするだけで解決には至らず、海外からの労働人口の移入を行わない限り、問題は解決しない。
だが国内での看護師不足を補うため、東南アジアを中心に外国人看護師の受け入れを決め、日本語学校への入学から始めたものの、国家試験が日本語で行われていることから、合格率が極めて低く、大半の希望者が働く事を諦め帰国したようだ。
また看護師は給与が高く、関東地方では年間所得が500万円を超えているようで、地方との格差は広がる一方のため、早急に手を打たないと、医師はいても看護師不足の労務倒産も考えられ、19床以下の医院経営は一段と厳しくなるだろう。
特に最近は産科、小児科の開業医が少なくなっており、町の身近な医院の廃業で、医療難民の言葉が生まれてくる日も近いのではないだろうか。


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