大崎事件・再審請求

昨年6月に最高裁で第3次再審請求が棄却された、大崎事件の原口アヤ子さん(92)の弁護団が、3月30日に鹿児島地裁に第4次の再審請求をすると発表した。

事件が起きた鹿児島県は、鹿児島県警による集団冤罪となった平成15年の志布志事件の地、大崎事件が起こった昭和54年は、それ以上に違法な捜査・取り調べが横行していた時代とも想像される。

原口さんは一切自白しておらず、捜査段階から一貫して無実を訴えてきたが、一審で懲役10年の判決を受け、上告して争ったが有罪判決が確定し服役した。

まずは再審の決定、そして裁判で無罪を勝ち取れたとしても、どれくらいの時間がかかるだろう。

92歳という高齢だけに、残された時間はあまりにも短い。
1日も早く名誉回復が果たされることを切に願うものである。



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