海上自衛隊・一等海佐

今月2日、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が日本の国益を守るため、心配顔の家族に見送られ、絶対安全という保証のない中東に向けて出航した。

命懸けの自衛官がいる一方で、副業で女性向けデリヘルを十数年間営業していた海上自衛隊の幹部がいることが週刊誌で報じられた。

防衛省は慌てて対応し、記者発表をしたようだ。

既に氏名も公表され、階級も一佐、艦長経験のエリートであり、数ヵ月後には定年を控えていたという。

法令違反が認められれば懲戒免職も考えられ、地位も名誉も一瞬にして失う教科書のような一例である。

だが、これは一自衛官の私的な問題に留まらない。

勤務で乗船していた艦船の航路や日程などの情報が、関係した女性を通じて外部に漏れていた可能性もあるようで、自衛隊の監察組織の緩さを露呈しまった事件とも言える。

スマホで副業とネットワークビジネス

ネットワークビジネス。
日本国内のネットワークビジネスでは、これまで化粧品や健康食品、生活用品などを使ったものが有名な拡販手法だが、実は、世の中には広くこの販売方法を採用しているものがある。
「スマホで副業」にも、当然のように、この方法が含まれている事が多い。

何回か、副業に関する情報をこちらで書かせて頂いているが、「スマホで副業」には、ネットワークで収入を上げるスタイルが、実はかなりの割合を占めるようだ。

ネットワークの商品は、従来の「化粧品」や「健康食品」等ではなく、「ガス」「電気」「通信費(スマホの料金)」「格安旅行の権利」などである。つまり、形のないものが殆ど。

手法は今迄のネットワークビジネスと変わらない。
自分自身がそのサービスを利用する。その上で、そのサービスを他の人に紹介すると、自分に収入が入る、というものだ。

普通に電気、通信、ガスは日常使っている。
その利用料を格安サービスに置き換えるだけなので、本人は特別な支出は必要なく、損はしない。
そうなると、喩え収入が上がらなくとも、苦情や非難は出ない。

この仕組みであるが、形成の仕方が特殊である。
まずは、このネットワークの核となるメンバーを作る。
仕組みを広げるための人材をまずは確保するのだ。
この段階においては、勧誘のツール(ネットに情報を拡散させるソフト)などを利用する事を条件に、権利を発生させる。
「3タップで収入10万円」という副業勧誘広告の中身は、この拡散ツールの使い方の事を指している。
そして、その権利を持つものが、後にさらに電気やガス、通信費などで広がった際に、大きな収入を得てゆく事になる。

勧誘の仕方はインスタグラムやTwitter、フェイスブックである。
実際に会って勧誘する事は殆どない。
話が苦手な人や時間の取れない主婦、営業が苦手な人にもてはやされる理由だ。

「形あるもの」ではなく、「形なきサービス」を核とし、勧誘の方法が「インターネット」。
これが現代のネットワークビジネスである。

ただ、話を聞いていて疑問なのは、「格安旅行の権利」である。
この権利は、飛行機やホテルの料金が格安になる権利を得て、その権利を紹介すると収入が得られるのだが、日本ではサービスが展開されていない。
海外では、富豪などが利用している、有名なサービスらしい。
私がこの話を聞いたのが3年程前。
近い内に日本でも使えるようになる、とその頃は言われていたが、全く日本に上陸した形跡はない。
この権利は入会に6万円程度、月々1万円程度の会費が発生する。

日本で使えない権利であるなら、なかなか副業として広がらず、収益が成り立ちにくいはずだ。
確かに、上流、つまり早めのビジネス参入ができれば収入が得られるチャンスも大きいのだが….
副業ビジネスは、こういうところの判断が難しいのではないだろうか?

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費用がかかる副業収入

副業。
ネットで最近良く見かける言葉である。
「主婦でも簡単に月に10万円稼げる」などと書いてある広告だが、多種多様のものがネットには溢れている。

前回は単純な詐欺の事例を書かせて頂いた。
副業をするには、これが必要なので、支払いが必要です、というものだ。
実は、こうした初期費用を伴う副業は多数ある。

私が聞いた副業は多数あるが、まずはネットゲーム副業。
インターネットカジノゲームの権利と、それを広める事によって収入が得られる副業だ。
この権利の料金は約30万円。
日本にはゆくゆくカジノが出来る。カジノは社会にギャンブル依存を生み出すので、ネットでカジノが今後盛り上がる。
こういう理論で権利を売り、その権利を人に紹介すると収入が得られる、いわばネットワークビジネスである。

次に、インターネットショッピングをやる事で収入を得られる副業だが、いわゆるドロップシッピング(無在庫販売)である。
BAYMAというショッピングサイトがあるが、ここはドロップシッピングが許可されている。
ここに、日本で売られていないファッション関連アイテムを仕入れ・出品できる組織に入る権利を買い、BAYMAで商品を売る副業だ。
この権利は月々2万円の2年間支払いである。これはコンサルティング料金が含まれる。
日本にない商品であるため、ショッピングで収益は上がる、2万円は安い、すぐにペイ出来る、という論理だ。

上記2つで果たして収入が得られるか、という話であるが、確かに一部ではあるがリアルに収入を得ている人はいる。
インターネットショッピングでは、実際に月に200万円の収益を上げている人や、ネットゲームに於いては、5万円程度が毎月収入になっている、という話を聞いた。だが儲かると思って手を出すも、直ぐに売上や収益に繋がらず、諦めてしまう方が多いのも事実。

ネットで「副業 詐欺」で検索すると、初期費用を伴う副業勧誘は詐欺、という記述を良く見かけるが、私が感じるのは、「それをやって収益が上げられなかった人」がいて、その人が詐欺だ、といっている風潮があると思う。
実際に収益を上げている人がいるため、その事実がある限り、グレーゾーンに近いが「完全に詐欺」とは言い難いのではないか?と思う。

確かに、最初から騙す目的で勧誘している詐欺が横行している事も間違いないだろう。
初めは収入が入って来たが、後々に入らなくなる、という事例も多くあるようだ。
内容を見極める事が大切だと思われる。



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ネットで広がる、副業ビジネスの実態

最近、インターネットを見ていると、広告などで「スマホだけで1日数時間の作業で20万円」などを見かける機会があると思う。
それに不随して、「副業」という言葉がインターネット上では見かける事が多くなった。
こうした文章を見ると、大抵の人は半信半疑、あるいは詐欺とみるかもしれない。
しかし、私の周りにはこうした「スマホで副業」の方が意外にいる。
実際に収益を出している人もいる。

様々な方の話を聞いてきたので、今までに遭遇した「副業」の方の状況を、何回かのシリーズで書いてゆこうと思う。

今回は詐欺に遭遇した事例だ。

街の張り紙で、「セレブレディーの相手で稼ぐ」というようなものを見たことはないだろうか?
同じような内容の広告をインターネット上でも見かける。

つまり、お金持ちのセレブ女性の身の回りの世話をすることで報酬を得る、という内容。
まあ、セレブの都合のいいひもになる、という話。

男性は半信半疑ではあったが興味があり、問い合わせを行った所、まずは説明会を聞く事になった。

説明会では、とてもシンプルな話で分かりやすく、実際に稼いでいる人の話も聞く事ができたとの話。

一通り説明が終わると、セレブ女性に施術するためのエステ技術を身に着けないといけない、という話が出てきた。
エステ技術の習得に必要な費用は30万円。
それ以外の技術習得や費用はない、という話だ。

男性は登録をして、30万円を支払った。

支払ってその後、全く連絡が取れなくなり、そこで詐欺だと気づいた。

今回の事例はネットに限らずはびこる、比較的単純な詐欺だが、こうした初期費用を要求する副業の類は沢山ある。
主にLINEやインスタグラムで勧誘が行われているが、実際に自分が稼いでいる事を説明されると、案外簡単に引っかかってしまうようだ。

ネットで「副業 詐欺」などで検索すると多くの情報が出てくるが、私が様々な方の話を聞いてみた限り、ネットではかなり偏った情報が多い。
実際は詐欺ではないレベルのものもある。

次回はそうした「初期費用を支払う副業」についてお話しようと思う。

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