世知辛くなった相撲界

暑い盛りに行われた名古屋場所も、4大関が揃って休場という寂しい場所であったが、千秋楽の横綱対決で横綱鶴竜の優勝が決まり、井筒部屋の親方もご祝儀ラッシュで、部屋も若手の力士も潤うことだろう。

部屋の親方と所属する力士は寝食を共にする、実の親子以上の絆で結ばれているものと思っていたら、最近は実の親が出てきて美味しいところを持っていかれた話を、週刊誌が取り上げていた。

某大関のお祝いの会が名古屋場所前に開催されている隙に、大勢の参加者が持参した祝儀を、実の父親が全て持ち帰ったという。前代未聞の出来事に関係者も驚いているようだ。

大相撲の力士は昔から男芸者とも言われ、贔屓筋から頂戴する金銭や品物は、全て「ごっつぁん」の一言で済む相撲界。

今回の件に目を付けたのが税務署で、事件になれば乗り出せると狙っているようで、相撲の世界も世知辛くなってきた。



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