祝50周年~㈱匠建築研究所

 昭和40年6月、福岡呉服町で産声を上げた㈱匠建築研究所は、先代の原徳氏を中心に若者4名により設立されたもので、以来公共工事の学校設計を主力に、実績を積み重ねて来た設計事務所だ。
先代は66歳の若さで平成10年に亡くなられたため、実子である現代表の原啓介氏が、創業時の「誠意・熱意・創意」精神とともに事業を継承、この度50周年を迎えたことから、来賓と今日に至るまで支えてくれた関係者を招いて、11月10日福岡サンパレスホテルにて盛大に祝宴が開かれた。
先代は優れた技術力で社員を引っ張ってきたが、現代表の原啓介氏は業界の世話などを、進んで行う性格が周囲の人たちを引き付け、持ち前の営業力と相まって、今日の営業基盤を築いた。
来賓の祝辞で始まった祝宴会場は、代表の素晴らしい人脈を物語るように多くの出席者で溢れ、乾杯の音頭が済むと和やかな雰囲気の中、交互に関を行き来して名刺の交換が行われ、中締めの時間が瞬く間に訪れたほどである。
サンパレスホテルの料理は、最近美味しくなったと聞いてはいたが、最初の先付けには自慢の「ふくやの明太子」で、次から出てくる一品一品の心配りがなされた料理に、多くの出席者が満足し、さぞかし秋の夜風が心地よかったように思われる。
匠建築研究所は若い社員を前面に出し、少し年配の社員はサポートに廻るなど、バランスのとれた社員構成が原代表を補佐し、次なる60年に向けての船出は、ファンの熱い追い風を受けて順調に進んでいくことだろう。