海からのお客さん

 都市高速に天神北インターから乗って東へ向かうと、中央埠頭の国際港ターミナル岸壁や、箱崎埠頭に接岸している海外からの大型の観光客船を見ることが多いが、今年は1年間で283隻が入港する予定と聞く。
大半のクルーズ船が早朝に接岸、乗船客は用意された観光バスで、太宰府などの観光地に向かい、また市内の商業施設や免税店で買い物をした後に、再び乗船して夕方離岸、次の港を目指して出港するようだ。
客船の観光客は飛行機の客とは異なり、手荷物に余裕があるところから、市内で爆買していると言われている。

先月の10月1日から31日までの間、博多港に入港した大型クルーズ船は、国慶節や双十節などの観光シーズンでもあったことから35隻が来博、各船の合計定員は9万5674人だったが、乗船客7万9800人が観光と買物を楽しんだ。
定期路線を持つバス会社ではバスを調達できずに、チャーター専門のバス会社が重宝がられて、需要に対応しているものの、今月11月に入港予定のクルーズ船は30隻、定員7万9648人だが、乗船している観光客は当然これを10%~20%は下回るだろう。
そして12月は年末だけに、入港予定は24隻とさらに減り定員も6万0956人で、乗船客が減少するのは避けられず、来年は中国の景気動向が今以上に影響して、福岡に寄港する巨大クルーズ船も減少していくのではないだろうか。


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