パクリ屋が跋扈する

コロナによる影響でだぶつく在庫を抱える企業から、商品を騙し取る「取り込み詐欺」が多発していると、地元マスコミが報じていた。
「最初は少額の取り引きで信用させ、繁忙期前に大量に注文し、商品を受け取って支払いをせずドロン」という古典的な手口で、昔は「パクリ屋」と呼んでいた。

パクリ屋は立証が難しく、追及されたとしても「経営難で支払えない」との言い逃れや、極端な例で1000円ずつの分割弁済で逃げ切るなどの術を心得ているという。
被害に遭わないことが一番だが、経営難に直面した事業者は神にすがる思いで信用してしまいがち。
新規の取り引きの際は、まず相手の会社の信用調査を行うしかないが、一流(?)のパクリ屋は信用調査会社さえも騙す技を併せ持っていると聞く。

コロナ禍による不況で、詐欺師が再び跋扈する時代に入った様に思える。