筑後吉井・おひなさまめぐり

江戸時代、豊後街道の宿場町として栄えた、うきは市吉井町、白壁土蔵の家々は平成8年に文化庁より「伝統的建造物群保存地区」に選定され、町並み保存に取り組んでいる。

平成5年に始まった「筑後吉井おひなさまめぐり(4月3日迄)」、町内数カ所でのお雛様飾りの展示と催し・体験が行われている。

筑後川を渡れば原鶴温泉、桜の開花予想も今週から、見所多い吉井町まで足を伸ばし、散策してみてはいかがだろうか。



 

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矢野家・蔵ギャラリー

うきは市吉井町は白壁の町として、国内だけでなく海外からの観光客も増え、特に2月上旬からは自慢の雛人形を飾り「筑後吉井おひなさまめぐり」が開催され、白壁の町が一段と華やかになる。
中でも町の中心にある矢野家の蔵は、旧家だけに天保14年(1843)に建てられたと言われ、本格的な土蔵作りには風格もあり、今はギャラリーとして多くの芸術家が、個展やグループ展が開催されて賑わっているようだ。
2月10日から17日までは、現代画家である仙頭利通氏の、「Acrylic paintings&reliefs そらのタネそして意識の夜明けより」が開催される予定、古い土蔵のギャラリーと、現代アートの絵画が展示されバランスを楽しむのも面白いのではないだろうか。

 
矢野家・蔵ギャラリー (うきは市吉井町1238)
2019年2月10日(日)~17日(日)
AM11:00~PM5:00
連絡先 090-7447-0322(仙頭)



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吉井町のパエリア

スペインを代表する料理の一つにパエリアがあり、海に囲まれた日本では海鮮風のパエリアが多いようだが、浮羽市吉井町にある「スペイン料理店たまり」は、地元の豊富な食材を利用したパエリアが好評だ。
耳納連山が連なる麓の町が吉井町で、最近は多くの白壁の町屋が残り、その風情を楽しみに訪れる人も多く、2月からは町内の古いお雛様を飾り、それを見に訪れる人も増えている。
最近は昼間の散策と夜の「たまり」で食べるスペイン料理と女性4人のチームワークは抜群で、実に楽しく食事が楽しめる店と言って良いだろう。
特に朝倉で栽培されている茸を使い、加えて地元産の骨付きの豚で作るパエリアは、使うスープの味が絶妙で美味しく、味を知った客がリピーターになって、予約しないで行くと食べられないケースもあるようだ。
是非一度、吉井町の「たまり」にドライブがてら訪れてはいかがだろうか。



 

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冬の吉井町

平成の合併で吉井町は、うきは市に合併されているが、福岡から車に乗ると1時間で行ける、白壁で象徴される吉井町は健在で、1月は雛祭り前で訪れる人も少なく、少し寒いがノンビリと散策するには、絶好の季節ではなかろうか。
散歩の途中街角で見つけたのが、140年前の町家を店舗に改装した「蛭子町珈琲店」、店内には丸テーブルがあり椅子に座ると、昔ながらのガラス戸越しに、冬のやわらかい日差しが心地良く、つい時間を忘れさせてくれる店である。
若い店主自らが店の奥で焙煎した自慢の珈琲を飲みながら、会話を楽しむ実にノンビリしたひと時を過ごすことが出来、一度行くと癖になる店だ。

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平成30年 ~ 吉井町

昭和天皇がなくなられて平成の世となり、早いもので29年が経過し平成30年を迎え、昭和がずいぶんといい昔のように感じられる。

わが国には「小京都」と呼ばれる風情ある町が全国各地に無数にあるが、そうした町々でも珍しい白い土壁の町がうきは市にある。

福岡から車で1時間ほどの距離で、耳納連山のふもとに細長く広がるのんびりとした田んぼの中に、うきは市吉井町があり、昔は河童のこけし人形を作っていたが、今では作る人もなく消えたようだ。

町興しの熱気にはややかけるものの、新しい店も次々にオープンして観光客も増えており、今から楽しくなる町で、早い時期に訪れてみてはいかがだろう。