インド&ジャパン“善”~ライオンズクラブ国際大会でカリー料理を

6月24日(金)から6月28日(火)まで、福岡市で開かれる第99回ライオンズクラブ国際大会福岡は、国内各地から約2万5000人、そして海外から約1万5000人が参加する、一大イベントだ。
宿泊施設の確保には大変な苦労があり、福岡県内のホテルや旅館だけでは到底間に合わず、中には熊本や鹿児島のホテルが宿泊先となり、毎日新幹線で通勤する方々もたくさんでてくるようだ。
そしてこれら4万人の胃袋を満たすのもまた大変なことで、大部分は日航ホテル福岡などのように、多人数とフレンチやイタリアンなどのコース料理が対応できる厨房設備があるところにかぎられるが、中には特別な料理、たとえばベジタリアンや宗教上の制約がある方々向けの料理は、それぞれの専門店に発注されている。
警固本町通りにオープンして4年目を迎えるインド&ジャパン“善”は、井上薫さんと亜耶さんの親子、そして北インド出身のラビンダー・シングさんが作るインドカリーの店で、入口わきにある窯・タンドリーで焼くナンやチキン、スペアリブなどが評判を呼んでいる。


そしてインド&ジャパン“善”がライオンズクラブ国際大会では、2店舗が担当するカレー部門の1つに選ばれた。
ランチと夕食でそれぞれ100食余りを作って、会場や宿泊しているホテルなどに配達し、配膳して、さらに片付けしなければならないようで、来週半ばからその次の週明けまでは、多忙を極めるようだ。
「毎週土曜日はカレーの日」と勝手に定めて食事を楽しんでいるだけに、ハレの舞台に馴染みの店が出て行くというのは、なんとなく鼻が高く、誇らしいものの、このライオンズクラブ国際大会福岡で体力を消耗し、しばらく店を休みますというようなことがないよう、切に願う次第です。
皆さん、よかったですね、期待しております。


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カレーの店~インド&ジャパン善

福岡市中央区の警固本通り沿いに、カレーの店「インド&ジャパン善」が昨年11月にオープンして3周年を迎えた。

中央区警固周辺は飲食店にとって激戦地といわれており、場合によってはオープンして1ヶ月で店を閉めた例もあるほどで、母と娘の親子で始めたこの店は、店名に「インド&ジャパン」と謳ってある通り、インド人のシェフがいて、ナンを焼く窯タンドールがある。
にも関わらず、ブリのカマや魚の干物をタンドールで焼いて、カウンターに並んでいる焼酎を飲む事も出来る、実にユニークな楽しい店だ。

インド人シェフは実によく働き、見ているだけで気持ちが良く、日本人の料理人よりも実に素直で、若いだけに考え方も柔軟、グローバル化が進んでいる最近の福岡においても、良き手本と言っていいだろう。
ところで1月7日は自宅で「七草粥」を食べて出勤したのだが、昼食を食べに「善」に来店すると、日替定食は「七草カレー」と言われてビックリ、話のタネに早速注文し食べてみたのは言うまでもない。
我が国古来のお正月メニューである七草と、カレーがうまくマッチングした「七草カレー」は、外国人が増えている福岡に、また新しい文化が誕生したようで実に素晴らしい気持ちになり、72歳の残り少ない人生にもまた楽しみが増え、ひょっとしたらもっと長生き出来るかもしれない、ような気がしてきた。


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