2020・東京五輪

 2020年に東京オリンピック・パラリンピック大会が開催されることが決まり、国内は喜びに溢れ盛り上がって、着々と準備が進められるはずだった。
たとえ東京誘致決定までに表と裏で使ったお金を全て合計すれば、使った人々はもちろん、国民も驚くはずだったが、開催が決定したから誰も追及せず、だれも文句は言わず、まず一幕目は静かに下りた。
ところが新国立競技場建設で莫大な建設費で注目が集まり問題化、安倍総理の鶴の一言で白紙に戻り、価格も引き下げるようだが、夏の真っ盛りに開催を予定しているにもかかわらず、空調設備無しの観客席もあるようで、もう一度検討する必要があるのではとの声もあり、まるで「羹に懲りて膾を吹く」ようなものだ。
そして次に火を噴いたのは、大会のシンボルであるエンブレム。先日記者会見を行っていたが、何が原因でこんな結果になったのか、被害者や被害金額は報じられても、これだけの騒ぎになっても、誰も責任を取っていない。
安倍総理の勢いで二つのアクシデントは、ともに乗り越えはしたものの、諺の一つに、「二度ある事は三度ある」があり、残り5年間でどんなトラブルが、発生するだろうか。
体力がある時は気力も充実しているが、アベノミクスの象徴である株価が下落すれば、支持率が低下するのは明らかで、小さな出来事でも慢心して処理すれば、大きく肥大し支えきれなくなる例もあり、競技場の聖火が消えるまで細心の注意を払って、物事の処理をして貰いたい。

ちなみに、表題と下記のポスターはJOCの公式ページより。