筍の季節

今年は暖かく例年に比べ春の訪れが早く、糸島方面では早くも土筆が顔を出し、我が家の食卓にも土筆の卵とじが既に二度登場し美味しく食べさせて貰った。

もう直ぐ筍の季節を迎えるが、筍を材料にした料理の二品か三品は、食べる機会に恵まれているものの、一度朝採りの新鮮な筍が手に入った時に、自分で包丁を握り「筍のフルコース」を、料理したいと思っている。

先ず皮をむいて茹でずに切って「筍の刺身」を、山椒の香りを活かした「筍と烏賊の木の芽和え」、次は小さな筍の皮が付いたまま焼いた「筍の焼き物」、更に近場で取れた若布と一緒に煮た「若竹煮」、鰹節と昆布で採った出しの「筍吸い」、最後は美味しいと評判の山形庄内で取れた、「つや姫」と一緒に筍を小さく切って、「炊き込みご飯」で締めたいものだ。

更に贅沢かもしれないが、一品付け加えるとすると「筍の天麩羅」と、ご飯の時の筍を使った「漬物」が考えられるが、今一つ調理方法が判らずに悩んでいるところである。

それにしても「筍」一つで、これだけ料理のバリエーションに富んだ「日本の食」、改めて素晴らしいと思う。



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