歪んだ3号線広川~八女バイパス「八女市編 ⑮」

3号線広川~八女バイパス「八女市編」では、一部の行政を歪める者が利益を誘導していく実態を報じたが、これはバイパスに限った話ではない。
1年以上も事業が停滞している前古賀工業団地計画はじめ、これから新庁舎建設や公立病院合併など、八女市では大きな金が動く事業が控えている。
前古賀工業団地については、「躓いた八女市・前古賀工業団地計画」をご一読頂きたいが、一部市議らがおかしな動きを見せているようだ。
また、新庁舎の建設は、現在実施設計段階に入っているが、福岡県警が今年6月、暴力団との密接な関係があるとした建設会社(久留米市、既に倒産)の実質経営者(建設業法違反で有罪)が動いたとの情報を得ている。
市民の皆さんは、これからも大切な税金の使い道をしっかりと監視していく必要がある。(本来は議会の役目だが・・・。)

Click → 前古賀工業団地計画に関する記事
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ところで、「八女には3悪人がいて、市役所の幹部や職員がこれまでその3人に便宜を図ってきた」という声を耳にする。
確かに、結果的にそうなった事例は散見されるが、職員らが自ら進んで協力していたわけではないと思われる。
日本国憲法はじめ、地方公務員法、職員倫理条例など法令に従い、住民に対し公平性を保とうとする気持ちは十分持ち合わせている。

3人に共通するのは
・市長や市の幹部と親しいこと
・大声で職員を威嚇すること
・弱みに付け込むのが上手いこと
という。

時には、人権団体の名で職員を恫喝することもあるようで、真面目に人権問題に取り組んでいる団体の人たちは、そのやり方には不快感を持っていると聞く。
更には、自分たちの事業が都合よく運ぶように、職員の人事にまで口を出してきたという話もある。
職員にとっても、相手がハッキリとした暴力団なら警察を呼べば済む話だが、そうではないから質(たち)が悪い。
特に土地取引に関係する部課、農業委員会、建設課、環境課などの職員らが、その餌食となってきた歴史があるようだ。

法令を無視して大規模な開発行為を行い、産業廃棄物を堂々と野晒しにする。
自身が所有する土地を買収させるため、市の予定になかった公園整備を無理やり計画させ、数千万円もの税金を無駄に支出させる。
こういった行政を歪める行為が、堂々とまかり通ってきたのが八女市である。

本来であれば、市の職員も毅然と対応したいところだが、相手がこの3人となると、役所内に内通者はいる、上司が守ってくれる保証はない、言えば怒鳴られ自身が馬鹿を見るだけ、それなら黙っておこうとなる。
これで若い職員のモチベーションは上がるはずがない。

4期目となった三田村市長におかれては、一部の者によってこれ以上行政を歪められることのないよう、リーダーシップを発揮して頂きたい。

ー 続く ー