中央区の県議選

福岡市中央区の県議会議員選挙は、定数3議席に対して4名の候補が立候補した少数激戦区だけに、民主党は現職の原中まさし氏を、また公明党も現職の大しろ節子氏をそれぞれ公認し、万全を期している。
だが自民党は先の総選挙で、鬼木誠前県会議員が衆議院へ鞍替えし、補選は行われなかったため、今回は空席で統一選挙を迎えるが、新人候補として自民党重鎮だった山崎拓氏の秘書を、長年に亘って務めていた、たけ康宏氏が早くから出馬の根回しを行い、万全の構えで出馬している。
残る1人は維新の党の公認候補で、北九州市出身で塾の講師である大野よしゆき氏、福岡市における日頃の活動は皆無と言って良いほど無名に近い新人だが、昨年暮れの総選挙で維新の党が比例票として得た1万票前後が、他の候補には脅威となっているようだ。
しかし維新の党は、不祥事を引き起こした女性議員を除名、決して党のイメージは良くないが、残り少ない日数で知名度を上げるのは至難の技であり、今回当選圏内に滑り込むのは非常に難しくなっている。 続きを読む

大しろ節子候補

~公明党県議会議員~
 企業の慶弔行事等に出席しても、公明党の国会議員は別にして地方議員の先生方には、なかなかお会いする事は無く、特に中央区選出の大しろ節子県議会議員には、県庁へ訪ねてお会いする以外に、会ったことはほとんどなかったような気がする。
公明党の県会議員や市会議員は、支持母体である創価学会の組織票があるだけに、その票に依存する傾向が強く、一般市民に対するアピールは少なかった。
大しろ節子議員もこれまでは、そうした県議の1人だったような気がするが、平成15年に初当選し今や3期12年キャリアを誇る、御年64歳の数少ない女性ベテラン議員として活躍、ようやく議員の仕事に目覚めた様である。
最近は議会合間の時間を利用し、自らマイクを握って街頭演説を行い、一般の道行く有権者に対しても盛んにアピールしており、また企業訪問なども始めたようで、公明党の県議会議員としての自覚が少し出て来たようだ。
公明党の原点は地方議員で、生活に密接した数々の案件を処理してきた実績があり、大しろ節子県議も年齢的にはこれが最後の選挙で、後は育成している後継者に道を譲るのだろう。
大しろ節子通信55号には、住民を守るための公約が掲げられているが、身近な政党を目標にしている公明党だけに、既に半数の公約は実現されており、今度の4年間で全てを達成して貰いたいものだ。 続きを読む