福岡県第6区

参議院選挙もいよいよ終盤戦を迎え、各候補の選挙カーも少々スピードが速くなり、残り少ない時間を有効に使いたい気持ちが、十分に理解できる。
ところで今回の参議院選挙は、当初衆参同日選挙との噂が飛び交っていたが、安倍首相の政治判断により衆議院選挙は先送りされたもので、参議院の結果次第で、つまり自民党が大勝ちすれば衆議院選挙は早まり、逆に与野党の議席差が縮まれば、先延ばしということになる。
一方福岡6区選出の鳩山邦夫氏が先日亡くなられ、10月に補欠選挙が行なわれるはずで、後継者選びが水面下で始まった。
真っ先に名前が挙がるのは、鳩山邦夫氏の次男で現在大川市の市長を務めている鳩山二郎氏だが、かつて学歴詐称問題が噂になったことがある。
鳩山邦夫氏が健在な時はこの問題が大きくなることはなかったが、過去において福岡2区で山崎拓氏と争った議員が、学歴詐称の事件で政治生命を絶たれたこともあり、早くも再燃を懸念する関係者もいる。
また地方の首長や地方議員の女性問題は、マスコミが取り上げることは、余程のことが無い限り取り扱わないが、国会議員になれば話は別で、スキャンダルとして報道される可能性もある。
キャスティングボードを握っているのは、筑後地方に絶対の地盤を誇る県議会のドンである蔵内勇夫氏と、既に引退しているが名前だけは健在の古賀誠氏であろう。


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学歴詐称

マスコミなどに、コメンテータとして出演していた経営コンサルタント、ショーン・マクアードル川上氏の経歴詐称が発覚、連日マスコミが報道し叩いている。
過去には福岡でも、国会議員が大学卒業を偽ったとして、大きな問題に発展し議員を辞職したが、小さな嘘が若い議員の政治生命を絶った。
かつて福岡市中央区薬院の民間信用調査会社で、部長として勤務していたとき、Tという部下のがいた。
外から掛かってきた電話で、たまたま受話器を取ると、「取締役のTを呼んでくれ」とのことだったが、取締役?、T?、と不思議に思いながらも、Tの姓は一人しかいなかったため、部下のTに電話を回した。
通話の内容までは聞いていなかったが、電話が終わるのを待って、君は何時から役員になったのかとTに聞くと、Tは笑いながら「経歴詐称ではない」と返してきた。
Tが言い訳するには、「先方が会社の住所を訪ねたので、薬院と答えただけで、役員と言った覚えは無い。相手が勝手に役員のTと解釈したのであって、自分が嘘を言ったのではない」、とのことだった。
当時は笑い話で済ましたが、よくよく考えてみると、どういった話の中で出てきたのか、また先方がなぜそれを簡単に信用したのかなど、いろいろ裏がありそうで、非常に怖い話でもある。
ところで記事をごらんの方々、エイプリルフールでしゃべって良い嘘、ないしはジョークが通用するのは、4月1日の午前中だけですので、使い方を間違えないよう、十分に気をつけください。


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