無法国家

コロナの影響で最近はカジノの話が影を潜めているが、逆に自粛拒否で営業を続けたパチンコ店が話題を集め、更には麻雀がクローズアップされている。

安倍政権の解釈変更で、賭け麻雀もテンピンで月2回程度であれば賭博罪に当たらないということになった。

今後は全国の麻雀ファンからは、官邸の守護神と言われていた黒川元検事長の功績を称賛する声が集まり、検察庁の前で黒川レート(テンピン)での麻雀大会を開催する話も出ていると聞く。

また、河合前法務大臣が、6月の国会終了後には公選法違反で逮捕される公算が大きいという報道もある。

これまで日本は法治国家と長く信じてきたが、最近は内閣がご都合に合わせて法解釈を変更したり、大臣が率先して法を犯したりと、恐ろしい国で暮らしている気がしてきた。

同様の考えをもつ国民も多いようで、既に世論調査の支持率も30%を切っており、自民党内部や公明党からも安倍総理を見限る声が出てきたようだ。

春一番で雪崩が起こる

4月7日が投開票となっている福岡県知事選挙、党本部の思惑とは裏腹に、国会議員が相次いで現職小川洋知事の支持を表明、さも春一番が吹き荒れて雪崩が起こり始めた様だ。

その背景には、安倍一強を支えている麻生太郎副総理が強引に新人武内和久候補の推薦を決めた事への反発が大きく、マスコミはもちろん全国が注目し始めた。

自民党本部が3月9日、10日に行った、最新の世論調査の結果は、現職の小川洋候補が68,2%で、新人の武内和久候補者が16,1%と、差は全く縮まっておらず、選挙関係者の間では、その数字を含め情報が稲妻の速さで流れている。

武内和久候補陣営が選対会議を開いても、今や大家敏志参議院議員と井上貴博衆議院議員(福岡1区)だけで、形勢が悪いと判断した麻生太郎副総理は、秘書が代理で出席する有様である。

日和見主義で中途半端な態度だった先生らも、小川洋候補の支援に舵を切り始めたようだ。



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