福岡における宿泊税の現状

ホテルや旅館の宿泊客に対して課す「宿泊税」について福岡市と福岡県が調整を行っています。

 
宿泊税は、観光関連の予算に使用するために各地の自治体が創設しています。
2002年から導入している東京都のほか、大阪府、京都市も導入。来年4月からは金沢市でも予定されています。
福岡市は、九州のゲートウェイ都市として、多くの人・モノが行き交います。交通の拠点である博多港や博多駅などの整備も行われ、観光客やビジネス客を多く受入れてきました。
福岡県内の宿泊客の約56%が福岡市内に泊まっており、2012年と2016年を比べると宿泊客数は約1.4倍の727万人、外国人入国者数は2017年で約3.7倍の298万人になっています。



 
福岡市は、MICE(注①)にも力を入れており、2012年から2016年までに約1.5倍の383件に増加。都市別の開催件数を見ると、東京23区の574件が1位だが、2位は福岡市、3位は京都市の278件。日本国内で3121件のため、1割強は福岡市内で開催されていることになります。

こうした国内外の観光客の増加、MICEの誘致競争やそれに伴う観光産業の生産性の向上・人材確保、市民生活上の課題解決などのために、宿泊税による予算確保が必要なため、導入が検討されています。

福岡市は11月27日に開催した「福岡市宿泊税に関する調査検討委員会(委員長=田中治・同志社大法学部教授)」において、1人1泊2万円未満は200円、2万円以上は500円の宿泊税を課すとする報告書をまとめました。実施されれば年間約24億3000万円規模の税収入になる見通しです。
一方、福岡県は11月16日に開催した第4回福岡県観光振興財源検討会議(委員長=神野直彦・東京大学名誉教授)において、一律200円、市町村宿泊税がある場合は100円の課税対象としています。
両者とも実施した場合、福岡市内は2万円未満は300円、2万円以上は600円の宿泊税がかかることになります。

今後両者の実務者レベルでの調整が行われるので、今後の検討結果が待たれます。

福岡市HP 福岡市宿泊税に関する調査検討委員会ページ
http://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/kankou-s/charm/shukuhakuzeicommittee.html
福岡県HP 福岡県観光振興財源検討会議ページ
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/kanko-shinko-zaigen.html

※① 企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。

 

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福岡市議・堤田寛先生を囲む“まる会”

11月28日、薬院大通駅近くのKKRホテルで自由民主党福岡市議団の堤田寛先生を囲む“まる会”が開催されました。


2月に始まった“まる会”は、今まで100名以上が参加。多くの方をつないできました。
堤田先生の人柄に惚れ、リピーターも多くなってきています。

この会では初めに市政の気になる話題を15分ほど、堤田先生に解説していただいています。
11月は「宿泊税」について。詳しくはこちらの記事で紹介「福岡における宿泊税の現状(http://www.fk-shinbun.co.jp/?p=21955)」。
大手新聞やテレビではあまり報道されない当事者からの現状を話していただきました。

その後は、KKRホテルさんの美味しい食事とともに懇談会。



初めて参加する方も、いつも参加される方も交じってワイワイとお話。
堤田先生も一人一人にあいさつに回られました。

8時きっかりに中締めのあいさつを終え、閉会となりました。

次回のまる会は2019年1月22日(火)18時30分からKKRホテルで行われます。
申込みは、こちら。
(株)千年市場 092-533-8733 担当:熊井
堤田寛先生市政報告会
日 時:12月12日(水)19時~
場 所:舞鶴公民館(https://goo.gl/maps/56khAp7Qt392
問合せ:つつみだ寛後援会 TEL.092-753-9324

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