早くも、衆議院選準備に取り掛かった、日本共産党

アメリカでは暴言王のトランプ大統領就任に反対し、またお隣の韓国では朴大統領の辞任を求めて、連日大規模なデモが実施され、世界の情勢は刻々と変化しているが、日本でも一旦おさまった解散風が師走の声とともに再び勢いを強めている。

福岡県内小選挙区は、11区すべてを自民党が独占する構図となっているが、一貫して主義主張がぶれない日本共産党福岡県委員会は、次期衆議院選挙の小選挙区候補者10名を、先手必勝を願い早々と発表した。

1区・立川孝彦(65)、2区・松尾律子(44)、3区・山口湧人((27)、4区・新留清隆(61)、5区・田中陽二(60)、6区・小林解子(36)、7区・江口学(42)、8区・北野雄一郎(51)、9区・真島省三(53)、10区・田村貴昭(55)。

前回、比例九州ブロックで当選した、真島議員と田村議員はまだ50代前半で問題はないが、60歳を過ぎてからの連日の激しい選挙運動は、体力的にはどうなのだろう、きびしいのではないだろうか。

共産党の選挙運動に何回か参加したことがあるが、メンバーは現役からリタイアされた老人ばかりで、早く若い人たちへの拡大路線を採用しないと、党そのものに活気がなくなるのではないだろうか。

福岡6区~世論調査4回目

福岡6区補選に立候補を予定している鳩山二郎氏は、麻生太郎副総理が選対本部長である、蔵内謙氏の素晴らしい陣立てに対抗するため、大川市議会の了承を得て、1期目の途中で大川市長を辞し、退路を断った背水の陣で対抗することになった。
一方自民党本部は、公認申請している両氏に対して、しがらみが多く躊躇し、未だに公認を決定していないため、早くも地元新聞は当選したほうの事後公認を報じている。
さらに自民党本部は地方の補欠選挙にしては珍しく、既に世論調査を3回実施したが、先日の9月10日と11日を利用して、4回目の世論調査を行なったようだ。
1週間前に実施した3回目の調査に比べると、4回目では鳩山二郎氏と蔵内謙氏の票の開きが、一段と拡大したとの情報が伝わってきた。
蔵内陣営は知名度を上げるために、大量のチラシを用意して国会議員秘書団に配布を依頼するも、不評は高まる一方で、逆に事務所の士気は下がるばかりのようだ。
仮に野党共闘が成立すれば、民進党の新井富美子氏に共産党の支持票が上乗せされるはずで、二番手に躍り出る可能性が高く、蔵内謙氏が受ける痛手は大きく、今後の政治生命を左右することは間違いないだろう。


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福岡6区~最新動向

鳩山邦夫元法務相の死去に伴う、福岡6区の補欠選挙が10月23日の投開票予定で、現在4人が立候補の名乗りを上げている。
共産党公認の小林解子氏は既に選挙事務所を開いているものの、野党統一候補が決まれば、立候補を取り止める柔軟性を持って臨んでいる様で、最終的には自民党に公認申請した鳩山二郎氏、自民党福岡県連が公認を決めた蔵内謙氏、そして民進党公認の新井富美子氏の三つ巴の戦いになる可能性が高い。
しかし福岡県連選考委員会で破れた鳩山二郎氏が、自民党本部が行なった3回の世論調査において、県連が公認を決めた蔵内謙氏をいずれも大きく上回り、高い支持率を得ているところから、自民党として公認が決定出来ず、今日に至っている。
蔵内謙氏はいち早く福岡県内を纏め上げ、麻生太郎副総理を選対本部長に迎え選挙態勢は先行しているが、余りにも知名度が低く、一番の欠点は本人に人を引き付ける魅力に乏しく、父親である蔵内勇夫氏に比べると、華が無いことだろう。
一方の鳩山二郎氏は、一族が久留米市で築き上た知名度は抜群で、高い支持率を得ており、また大川市長を先日辞職し背水の陣で選挙に臨む姿勢を明らかにしたことで、支持率は伸びることだろう。
ところで公明党は誰を応援するのか、まだ組織に対して指示は出ておらず、双方の動きを静観しているようだ。


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世論調査~鳩山二郎46.1%

福岡6区衆院補選で自民党福岡県連が、党本部に公認申請している蔵内謙氏の支持率があまりにも低い為、党本部は9月3日と4日に3度目の世論調査を行なった。
結果は
鳩山二郎  46.1%
蔵内謙   17.5%
新井富美子 14.6%
小林解子   4.6%
だった。
1回目および2回目と変わらない数字が出て、関係者も発表を躊躇しており、今日7日に急遽、麻生副総理と自民党選挙責任者の古屋氏との会談が行なわれるようだ。


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