福岡工業大学

九州一極集中が進む福岡市は人口増加が著しく、神戸を抜いて5位になり、他の都市に比べ若者の比率は高く、福岡には私学の雄として福岡大学があるが、ここ数年子を持つ父兄の間で人気が高くなっているのが、就職率98%を誇る福岡工業大学ではなかろうか。
少子化が叫ばれ始めて久しいが、年々子供が生まれる数は減っており、私学においては定員割れが著しい大学もある中で、毎年入学志願者が増加しているのが福岡工業大学で、その記録は10年続いている。
従来の大学では生き残りが難しいと考えた、理事や教授達が中心となった地道な改革運動は、高校や企業訪問から始まって、そして高校や企業が大学に何を求めているか、ミーティングの中から的確に抽出し、その答を実行した結果と言えるだろう。
近年急速に進むグローバル化に対応すべく、海外の大学との学生交流などにも、積極的に取り組む姿勢が結果に結びつき、課外活動などは高い評価を受け、マスコミにも取り上げられることが多い。
何の記録でもトップを続けることは非常に難しく、有名な国公立とは違い私学では、トップの小さなスキャンダルでも命取りになるケースもあるだけに、志願者数が10年連続続いているということは、大学の理事や教授たちが学生と共に大学運営に真剣に取り組んでいるということが、高く評価された栄誉だ。


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