<写真特集> 知られざる屋久島【中】

雪を頂いた宮之浦岳

世界最大の暖流である黒潮の中にある屋久島は、冬でも海水の温度は20度近くになる。暖かな海にはサンゴが広がり、海中の森となって生き物たちに住処を提供している。

そんな、「亜熱帯の島」を感じさせる光景が見られる同じころ、山では逆に吹雪となり、雪に閉ざされる。屋久島が「日本の気候の縮図」といわれる所以である。
(写真=雪を頂いた宮之浦岳)


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<写真特集> 知られざる屋久島【上】

九州最高峰の宮之浦岳【中央】と翁岳1993年、日本で初めて世界遺産に登録された鹿児島県の屋久島。メディアで取り上げられたほか、近年は環境意識の高まりから「エコツアー」が組まれ、福岡はもちろん、東京など都市部から訪れる人々が急増。人気観光地となったがゆえの新たな問題も起き、地元も頭を悩ませている。

それでもなお、深い森には「縄文杉」だけではない、様々な魅力が溢れている。一般には知られていないルートを歩いて触れた、島の素顔。豊富な写真とともに世界遺産の今をレポートする。
(写真=九州最高峰の宮之浦岳【中央】と翁岳)


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