公明党参議院への挑戦

政権与党の一翼を担う公明党は、現在25名の参議院議員を抱えているが、来年の参議院選挙には比例6名、選挙区6名の計12名の参議院議員が、山口那津男代表の下で、選挙戦を戦うことになって準備を進めている。
小泉郵政選挙時の公明党全盛時代には、全国の比例代表得票において、1000万票を獲得すると幹部が公言していたが、実際には898万票を獲得した実績を持つ。
しかし前回行われた選挙では、比例代表の得票は700万票を割り込む有様で、日本の人口減を先取りした得票に、党幹部も少し軌道修正を考えないと、坂を下り始める事になるだろう。
一般庶民の日常生活を守る、地方議員の選挙から出発した公明党だが、政権与党になってからは半ば自民党にリードされ、先の沖縄知事選挙では創価学会の一部会員から、対立候補である玉城デニー氏へ票が流れ、8万票の差で負けている。
山口代表は公明党らしく信念を持って進まないと、今後離反する支持者が増えて、参議院選挙では議席を減らすことになるだろう。



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井上貴博代議士

2月5日(金)18時30分から、「公明党新春セミナー」が福岡市中央区のホテルニューオータニ博多にて、公明党山口那津代表も東京から駆けつけ、1000名以上の参加者を得て盛大に開催された。
メインは今年の夏に行われる参議院選挙で、比例区の候補者である「あきの公造」氏に加え、定員が1議席増えた福岡地方区の女性候補として、「未来へ、福岡から。」がキャッチコピーである、「高瀬ひろみ」氏のお披露目である。
九州各県の自民、公明両党の国会議員を始め、福岡県内の自治体首長と地方議員が出席し、今回はメインが女性候補だけに、選挙実働部隊である創価学会の、女性幹部が多数出席していたことが注目を集めた。
その中にあって、福岡1区で女性問題や金銭スキャンダルが取り沙汰され、昨年後半から余り公式の場に顔を見せなくなった、井上貴博代議士の理恵夫人が秘書と一緒に、出席者の間へ名刺を持って挨拶して廻り、良い手ごたえがあった様である。
博多の人間は祭りが好きなだけに、いつまでも根に持つことは無く、本人が非を認めて頭を下げ、改めれば物事は上手く納まるもので、ボチボチ出てきて有権者に挨拶して廻る潮時ではなかろうか。
パーティの帰りに寄ったバーで、自民党の重鎮で元衆議院議員の山崎拓先生に会ったのも何かの巡り合わせで、不思議な因縁を感じたものである。


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