議席失った共産・糸島市議選

地方議員の選挙としては珍しく話題の多かった糸島市議選であるが、結了したのが深夜1時20分、候補者たちを最後までハラハラさせる開票となった。
定数20のうち、現職11人、新人8人、元職1人が当選、現職議員が4人落選するという波乱もあった。

一番の驚きは 共産党の現職市議2名が揃って落選したことだ。
選挙戦では 市外から党の応援部隊が入り 組織戦を展開したが僅かに及ばなかった。

一般的に共産党は固定票があると言われる。
前々回 2014年の選挙では、伊藤氏と柳氏で 4399票あった。
伊藤氏が無所属となった 前回の2018年は かなり減らしたが、それでも柳氏と後藤氏の合計で 2358票あった。
しかし、今回は 合計1863票、二人で495票も減らし、目も当てられない結果だ。



3年前の統一地方選でも、福岡市博多区、筑紫野市、大野城市で議席を失っているが、その時から何の対策もできていないことを露呈した格好だ。

県内における共産党の党員及び支持者の高齢化は進んでおり、党の財源となっている新聞赤旗の購読者数も激減、新聞の配達さえも ままならない有様で、最近は30%前後を一般紙の販売店に委託していると聞く。

今後に向けては敗因を分析し、抜本的な組織改革と戦略の練り直しが必須となるだろう。



 

小鴨由水・市議選出馬か

決して多くない苗字だけに、小鴨由美氏の名前を頭の片隅に、何で覚えているのか判らないが、記憶していた人は多いと思う名である。
スポーツに詳しい人であれば、元日本女子マラソンの最高記録保持者で、1992年に行われたバルセロナオリンピックに、出場した日本代表選手だった事を思い出すはずだ。
現在福岡市城南区在住で、来年行われる福岡市の市議会議員選挙に、中央区から無所属候補として立候補する予定で、周囲の人に挨拶している。
福岡市の市議会議員の定数は62議席で、7区の内で2減2増の情報も流れており、中央区は人口増から1議席増えると言われているが、委員会が設立され審議中で12月に結論が出るようだ。
数ヶ月前まで地元新聞社の紙面にも、登場していただけに他の新人候補に比べると、有権者への知名度も高く現職議員の間に、衝撃が走ったのは間違いない。