ブームの影に危険が迫る

人口が増えている福岡市では、地下鉄七隈線の博多駅延伸工事や、旧建物解体に伴う建設廃材などの処理が大きな問題になり始めている。
これらの廃材や土砂は処分場に持ち込まれるが、中には最近のゲリラ豪雨で積み上げた土砂が崩れ、社員の乗用車が埋まったとの話も伝わってきた。
関係者にはかん口令が敷かれているのか、処分場近くにある戸建住宅団地の住民には知らされていないようで、集中豪雨でも降れば積み上げた残土が再び崩落し、人命が脅かされる可能性も指摘されている。
また別の処分場では、土砂が少量ではあるものの、隣接する農地に流れ込み、田や畑の所有者が業者に抗議したとの話も聞かれる。
博多区ではパチンコ店舗の解体工事で、従来は下請だった佐賀の解体業者が、周囲に対する配慮を若干欠いた工事だったため、クレームも発生しているようだ。
このように工事現場が余りにも多いせいか、福岡市役所担当部署も監視の手が回らず、野放し状態になっている。


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