税理士不正、県警OBがもみ消し指示か?

コロナ禍で売上が減少した中小企業の救済のため、国は様々な補助金や特別融資を行ったが、制度を悪用した詐欺行為も横行している。

経産省や国税庁の元職員が詐欺で捕まったと思ったら、今度は 広島の弁護士が持続化給付金を詐取した疑いで逮捕されてしまった。
士業の先生方もいろいろ、金に目がくらんで 悪の道に手を染める先生もいる。

ところで、地元福岡の話だが、自称反社と付き合いのあるという税理士Aが、家賃補助金 数百万円を不正に取得したという話がマスコミ関係者の間で話題になっている。
既に昨年12月、某警察署に詐欺と私文書偽造で書類を揃えて告発済みだが、担当した刑事が まともに取り合わず進展がないという。

どうやら Aと懇意にしている県警OBがもみ消しを指示したとの噂だが、コンプライアンスの厳しい時代、現役の警察官がそのような圧力に屈するはずがない。

関電の報告書

最近は企業や団体で問題が発生すると、弁護士などを含めた第三者委員会を設置させて結論を出し、解決となるかは別にして、問題処理をする手法が採用されている。

企業側にとって使い易い検察上がりの弁護士に依頼するケースが増え、公平な報告書が作成されるケースは皆無に等しいように思われる。

検察時代は衿に付けているバッチに誇りを持ち、秋霜烈日の精神で事件を追っていても、退職し民間人となると、素晴らしいマンションや高級車など目先の利に走る弁護士に変身、中には反社会勢力の顧問に就いている弁護士もいると聞く。

関西電力の問題で第三者委員会が設立されるというが、現時点では報告書の提出期限が定められておらず、忘れた頃に出されるのではと噂されている。



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福岡大学法科大学院の奨学金制度

弁護士などの養成を目的として作られた法科大学院、全国的にその数は減り続けているが、福岡大学法科大学院は辛うじて学生募集を続けている。

同大学院は、学生募集のパンフレットの中で、奨学金制度として特待生5人以内に授業料全額相当支給、準特待生5名以内に授業料半額相当支給など、勤勉な苦学生にあたかも3年間授業料が免除になるような夢を抱かせ、新入生の確保に取り組んでいる。

しかし、2年次・3年次になるとハードルが急に上げられ、実際には3年間継続して奨学金を手にできる学生はごく僅かのようだ。

奨学金は前年度の成績によって決定されるが、試験は記述式で成績は教員の裁量に任されており、成績優秀者を絞り込むのは容易なことである。

特に、同大学院は応募者が激減し、毎年20名定員の半数程度しか入学者がいない状況が続いており、経営的に奨学金を支給できる余裕がないのは一目瞭然である。

奨学金制度を当てにして、これから受験しようという皆さん、そんなに世の中甘くないですよ。



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弁護士の破産

大手企業の内部留保は大きくなる一方だが、中小零細企業は価格競争に明け暮れ、苦しい経営状態で推移しているのが現状。
最近は倒産しても夜逃げをせず、弁護士に着手金を支払い、後の処理を一任すれば、債権の取立てなどから開放される時代になっており、その最後にすがりつくのが弁護士である。
数年前から時代に即応する為に、多くの弁護士が誕生するシステムに改革されたのは良いが、待遇も改悪され弁護士に冬の時代がやって来た。
軒先を貸してくれる弁護士の数にも限りがあり、携帯電話一台で開業する弁護士も現れ、弁護士の行く末を危惧されていたのも事実であったが、ついに福岡で弁護士事務所の業務停止から、弁護士事務所が破産に追い込まれ、弱小経営者は誰を頼れば良いのだろうか。

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武家の商法

資格業の最たるものは弁護士で、士がつく仕事を士業と呼び、別称サムライ業とも言われている。
ところが司法制度改革で弁護士人口が増えた結果、若い弁護士がターゲットにしたのは、消費者金融の過払金請求で、かなりの金を手にした弁護士事務所が増えたのも事実で、その結果金蔓である消費者金融は姿を消した。
弁護士事務所の中には過払金問題に特化して、数十人の弁護士を抱え年商100億を越える事務所も現れ、話題になっていたのも事実であったが、内部告発などから業務停止や、裁判沙汰になっている事務所もある。
弁護士は法に携わる職業だけに、弁護士職務基本規定に縛られており、それに違反するとかなり厳しい処分もあり、ついに弁護士が被告人席に座る時代となった。

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弁護士とハサミは使いよう

法科大学院を新設し弁護士を大量に世の中に送り出したまでは良いが、かつて「イソ弁」、いわゆる居候弁護士として実務を経験させてくれたボス弁の弁護士事務所も、余りに弁護士の卵が増えたため「イソ弁」として抱えきれず、携帯電話だけで動き回る「ケイ弁」や、弁護士事務所のこぼれ仕事を貰う軒先弁護士、いわゆる「ノキ弁」が増えている。

だが「イソ弁」であっても修行の身の上であるため、「ボス弁」から給与が出るというわけではないようで、ましてや「ケイ弁」「ノキ弁」は法科大学院時代の借金を抱えた上に、顧客を開拓し糊口をしのがなければならないのだから、大変だ。

ところでお役所に新しい組織が生まれると、新しい利権が付いてくるのと同じように、新しい法律ができると、裏道を知り尽くせば、金儲けができる。

詐欺師、パクリ屋、地面師など、人を騙すことを生業としている輩には、裏道を知り尽くした弁護士が背後で指南しているのは良く聞かれ、テレビでよく見る弁護士が、福岡でも有名な詐欺師の顧問になっており、どのような弁護をするのか楽しみだ。

飯塚市長選挙~予想

前市長が平日昼間に賭けマージャンという前代未聞の理由で辞職したため、2月19日公示、26日投開票の予定で、市長選挙が行なわれる。

現在、出馬を表明しているのは、元飯塚市議会議員の小幡俊之氏(59)、前飯塚市教育長の片峯誠氏(60)、弁護士の小宮学氏(61)の3名で、いずれも無所属新人。

現時点で準備が着々と進んでいるのは、既に選挙事務所を構え、後援会組織が動き始めている片峯誠氏で、先月の成人式でも前市長の代理を務めたこともあり、名前が浸透してリードしているようだ。

一方、先の北九州市議会議員選挙で10名の候補者を擁立し、全員が当選した日本共産党が応援している小宮学氏も侮りがたく、激しい選挙戦が予想されている。

3名の立候補予定者はほぼ同世代で甲乙つけがたいが、独自の教育方針で現場を指導し、飯塚市の多くの若者を育ててきた、片峯誠氏の実績を評価する声も多く、一歩抜け出しているのは間違いないようだ。

千葉大事件

千葉大医学部学生が飲み会に参加した女子学生に飲食店で性的暴行をした疑いで逮捕されたが、容疑者名がなかなか公表されず、様々な噂が飛び交っていた。

2年ほど前、福岡の天神で起きた危険ドラッグによる交通事故でも、容疑者名が発表されなかったが、ネットでの情報提供が煩雑に行なわれ、中央警察署が公表する以前に実名が判明、個人情報保護法など関係なしに顔写真から略歴、友人関係などがネット上に公開されたものである。

今回の事件でも、地元有名高校を卒業して医学部に入学、酒を飲んだ上とはいえ、余りにも情けない行動に誰が弁護を引き受けるのか、多くの人が興味を持って見ているようだ。

ネット上で公開されているように、容疑者の一人である山田兼輔(22)の家系は、法曹界に君臨してきた名門だけに、当事者は刑務所暮らしで済むだろうが、親兄弟は今後どのような仕打ちを社会から受けるのか、心配される。

エリートであればあるほど、自覚を持って、もう少し自分を大事にして欲しいと同時に、周りのことも考えて行動して欲しいものだ。


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労災まで?~新人弁護士の客漁り

先日の土曜日聞いた話。
粗製乱造とまでは言わないものの、司法試験の改定で数多く生まれた新人弁護士が、依頼者を開拓するためハローワークの前で、保険のセールスレディを勧誘するおばちゃんたちに混じって客引きをすると、以前このコーナーで報告したことがある。
求職に訪れた元社員にアピールするのは、「前の職場を止められたんでしょう。未払金や割増賃金の裁判を起しませんか、残業代がとれますよ」というもの。
「士業の双璧、弁護士も地に落ちたものだな」と思っていたが、今回聞いた話が本当なら、一段と情けなくなってきた感がある。
労災がポイントだという。
労災で被害を被った人物に接触し、ケガを負った職場を訴えませんかというもののようだ。
知恵者がいるものだと思う反面、哀れさを感じた。


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弁当に髪の毛が入っていた~10万円請求裁判

福岡県外の九州のとある県庁所在地ということだが、明日12月22日に、10万円の慰謝料請求もしくは損害賠償裁判が開かれ、判決が下されるようだ。
先日、おばちゃんが話してた。
「最近パート先のスーパーの店長が朝礼で身だしなみのことを、何回もしつこいくらい話すのよ。頭はネットで包んでから帽子をかぶってくださいとか、制服はゴミを取る接着剤のついたコロコロを必ず、1日何回でも使って清潔にしてくださいとかね」
食べ物を扱うのだから当たり前のはずだが、それほどしつこく話すということは何かあったなと思うのが当然だろう。
どうやらおばちゃんが勤める安売りのスーパーの県外店で、或る人が弁当を買ったところ、髪の毛が入っていた。
だから10万円請求の民事訴訟を起こしたということらしい。
髪の毛が入っていたというのは、よくある話ではあるが、それにしても10万円とは高額ではないかと思いつつ、続きを聞くと、どうやら訴えた或る人とは現役の弁護士だという。

数年前の司法制度改革で弁護士が急増しており、過払い金訴訟が一段落した後の一時期、ハローワークを訪れる求職者に、門前で残業代や未払賃金訴訟の件を考えてみませんかと、勧誘していた新人弁護士がいたという話もあったことを思い出した、本当かどうかわからないが。
人口が多い福岡ならそれなりの需要があるかもしれないが、県庁所在地とは言え、福岡県以外は人口が減少しているだけに裁判需要がさほど高いとも思えず、今度の件を聞いた時、よほど弁護士としての仕事が無いのだろうかと同情したものだ。

しかし、いくらなんでも激安スーパーでいかほどの弁当を買ったか知らないが、10万円の請求はやり過ぎでしょう。
裁判所がどういう判断を下すか聞いてみたいものだが、ちと遠い。


上記は、福岡の裁判所。

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何でも有りの直方市長

福岡県警の幹部だった元警視が、詐欺未遂容疑で逮捕された事件で、直方市長が私選弁護士として、裁判の弁護を引き受けたことが報じられた。
被告は福岡県警で警察官に採用されて巡査からスタート、まず最初の昇任試験を受けて巡査部長となり、さらなる昇任試験を経て警部補、警部と階段を一段ずつ昇った、更にその上の役職が警視の地位で、あと数年もすれば数千万円の退職金が貰える、年齢も57歳である。
本人は犯行を否認しているが、情報を入手する限りでは幼稚な犯罪で、とても現職の警視が犯したとは思えず、今後どの様に展開するのか、非常に興味ある事件だ。
検事出身の直方市長は弁護士の資格を取得しており、元警視が逮捕された時点から弁護を依頼され、「無罪になるそれなりの理由がある」ということで、弁護を引き受けた模様。
市長は特別職で勤務時間の制約は無く、市長としての職務に差し支えがなければ、兼業の職務を引き受けても何ら問題はない。
今年4月、市長選挙に立候補した時に対立候補が無く、無投票で市長に就任しているだけに、現時点では市長の椅子を狙われることは無いと言って良いだろう。
首長職の勤務時間に関して規定は無く、何をしても許されるとは言いながら、本来首長とは突発事故にも対応しなければならず、24時間勤務の年中無休ではなかろうか。
過疎地とは言え、市長としての公務を遂行しながら、片手間で弁護士活動が務まるとは思えず、どの様な信頼から依頼し、また引き受けたのか、人ごとながら心配になって来た。


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ドン・キホーテを訴えた~弁護士法人北斗

 平成25年10月21日、ドン・キホーテ飯塚店でアルバイト店員が業務中に脚立から転落し、その後死亡した事件で、遺族とドン・キホーテは交渉を続けてきたが、ここにきて決裂したため、法廷での決着を求めて遺族は今年3月24日訴訟をおこした。
事故発生当時の監視カメラ映像と、その後の話合いの経緯は、同弁護士法人北斗のホームページで公開されている。

◆問い合わせ先
遺族代理人 弁護士法人北斗 代表弁護士 田畠光一弁護士
福岡市博多区中洲中島町3-15-1201
TEL 092-283-0639  
FAX 092-283-0635 続きを読む