懐が寒くなる国会議員

熊本4区選出の国会議員が出した政治資金パーティーの案内状が、緊急事態宣言が発令された7日以降にも配布されていたとの報道があったが、多くの国民が自粛要請に従って辛抱している中で、政治家がパーティで資金集めをしているのは印象が良くない。

とは言っても、政治活動には とかく金がかかる。

大口の寄付者を抱えている国会議員は別だが、殆どの政治家はギリギリでやり繰りをして凌いでいる。

自民党の国会議員の多くは、年に2回の政治資金パーティを開催することで、私設秘書や事務員の人件費、事務所代などを工面しており 言わば自転車操業状態だ。

今年は年2回はまず無理、せめて1回開催できるかどうかの見通しは立たず、春は来ても懐はどんどん寒くなっていく。

今後はパーティとは違った方法で「資金集め」を真剣に考えなければならないようだ。

国会議員の政治資金収支報告書の訂正に疑問?

いつもの事であるが、第4次安倍内閣発足後においても、国会議員の政治資金収支報告書の訂正の記事をよく見かける。
特に顕著なものは、話題の片山さつき地方再生大臣であろう。
大きな訂正箇所は4~5回に留まっているが、その訂正回数は細かいものまで入れれば100ヶ所を超えており、こんな虚偽の報告書がまかり通る世の中は、政治家の特権の様に思われても仕方がない。
大臣であろうが、ここまで多数の虚偽であれば、何らかのペナルティーを科す法案を協議し、ザル法とまで呼ばれている政治資金規正法の改正を、早急に行う必要があるのではなかろうか。



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井上貴博代議士~暴言・政治資金・女

 福岡県議会議員を親子三代続けた生粋の博多っ子で、博多区中洲の南新地には、祖父で今は亡き井上吉左衛門氏が残した立派な邸宅を持つ、有名な政治一家の御曹司である井上貴博氏は、福岡JC理事長の経験を持ち、福岡県議会議員を経て総選挙に出馬、衆議院議員に当選した経歴を持つ、福岡1区選出の自民党国会議員である。
福岡1区は民主党の松本龍氏が、長年に亘って衆議院議員を務めてきた選挙区で、大臣に就任して東日本大震災復興に際して、暴言を吐いたとマスコミに叩かれ、直後の総選挙で自民党公認候補として立候補、代議士の椅子を手に入れた。
当初は自民党の元幹事長、古賀誠氏の秘書を務めた経験を持つ新開ゆうじ氏が、立候補の手を挙げていたことを多くの人が知っており、麻生太郎副総理の力を背景に、強引な手法で公認を取った経緯を持つのが、井上貴博代議士である。
ところがその際に、自民党から受け取った政治活動資金の1300万円を、選挙運動費用収支報告書に記載していなかったことが発覚、記載漏れは会計担当者のミスだとして訂正申告したものの、これで事なきを得てすべて終わったと忘れてくれるほど、世の中はそれほど甘くはない。
地元ではJC理事長経験者でもあり、若手経営者の根強い支援も得ているが、今回の自民党若手の会合では、自分の話に陶酔したのか、福岡JC理事長時代のマスコミ叩きを発言しており、JC後輩のヒンシュクを買っている。


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