箱崎の銭湯跡『大学湯びらき』内覧会&トークショー

1932(昭和7)年創業の「大学湯」。
その名の通り、九州大学箱崎キャンパスの近くにあり、地域の方々を初め、学生たちも通う憩いの場でした。読者の中にも行かれたことある、通っていたと言う方がいるのではないでしょうか?

創業当時は、家にお風呂がないことが当たり前で、みんな銭湯に行っていました。戦前戦後の時代、人々の疲れを癒やし集まる場だった銭湯は、生活の変化に伴い、だんだんと減少していきました。現在、銭湯の数は全国で4,000軒ほど。福岡市内で13軒、福岡県内で36軒残っています。

大学湯も例外ではなく、2012年に惜しまれながら閉場しました。
しかし、大学湯は創業当時から大きな改修もなく、1932年の建築物がそのまま残っているので、新しい利活用を目指して、地元で活動する方々が集まりました。
東京にいらっしゃるオーナーさんもお越しになり、初の内覧会とトークショーが開催されました。



ゲストを3名を迎えたトークショー。
・長谷川 繁(福岡R不動産 共同代表)
・原田 謙剛(衣食住店 筥崎荘々 店主)
・斉藤 康平(ゲストハウス HARE to KE、まちカンパニー株式会社 代表)
それぞれ専門の立場から銭湯の現状、箱崎の町づくりそして未来について話されました。





まだまだこの先の活用法が見つかっていない大学湯。アイデアや資金協力をしてくれる方を探しています。
歴史を残しつつ、新しい交流の場としてよみがえることが楽しみです。

 

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