「アンピール」マンションの新栄住宅~第46期(2015年9月期)決算発表

分譲マンション「アンピール」シリーズで知られる、新栄住宅(中央区)の第46期(2015年9月期)決算発表が12月17日、同社会議室で行なわれた。
46期の新規分譲マンションは、竣工前完売の「千早駅南」65戸ほか計84戸で、前年45期の225戸から大きく減少したため、売上は47億2200万円に止まったが、評価損を計上していたアイランドシティの事業用地を素地で売却したこともあり収益面は好転、経常ベースでは45期並みの6億円となった。
今期、つまり47期の新規マンションは、「筑紫野Ⅲ」60戸とタウンハウス「百道」6戸だけとなるため、売上は29億3000万円となる見通し。
しかし来期、第48期は熊本市内で46戸、そして初めて進出する鹿児島市内で78戸を予定、さらに福岡地区南部でも分譲マンション1棟の開発を計画しているようで、50億円の売上計上を見込んでいる。
また46期では収益物件として「新栄笹丘ハイツ」や「新栄雑餉隈ハイツ」、「グリーンハイツ笹原」を購入したが、今期も10億円から20億円規模の賃貸事業投資を計画、管理戸数も既に6500戸を超えており、今後も積極的に拡大を図る予定。
一方で長短借入金は前期比約3億円増の44億7400万円だが、自己資本を54億4700万円まで蓄積していることもあり、財務面に問題は無い。
これまで毎期、計画通りの業績を計上しており、47期、48期ともに予定を大きく逸脱することはなさそうだ。


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