いなくなった名物記者

大学生の頃、アパート1階の窓際のベッドで横になっていた時、いきなり窓が開いて阪神の江夏投手みたいな顔のおじさんが上から覗き込んできた。
「おー、読〇新聞だけど 野球のチケット やるから 契約してくんねーか」と言われ、 びびって契約させられてしまった。
昔は販売店の営業担当者が野球のチケットを持って個別訪問していたが、最近はそれも禁止され、新規開拓をする担当者を見かけなくなった。

近年 新聞の発行部数が落ち込み 広告収入も減る中、各社はネットの購読者を増やす戦略を立てるも 伸び悩み、不動産活用で収入を補っているところが多い。
そこに追い打ちを掛けるように、働き方改革で 新聞記者の労働時間が厳しく管理されるようになった。
取材時間が短くなったことで かつての夜討ち朝駆けも制限され、代わりに発表もの主体の記事が多くなり面白みがなくなってきた。

世の中 相変わらず 金儲けを企む輩が跋扈しネタは転がっている。
時間を気にせず執念深く追いかけていれば、必ず いい記事が書けることは分かっている。
それが読者を増やすことにつながるのだが、労基局に駆け込む記者もいるという話も聞かれ、新聞社も身動きが取れなくなっている。
今や新聞が 週刊誌発の記事を引用する時代、ひと癖ふた癖ある名物記者たちが「特ダネ」を競っていた時代が懐かしい。

「WOMAN EXPO FUKUOKA 2016」~アクロス福岡

「WOMAN EXPO」は、女性がもっと活躍できる環境づくりを応援する、日経グループの「日経ウーマノミクス・プロジェクト」の一環として行われるイベントで、一昨年東京で初めて開かれ、以降毎年1万人余りが会場を訪れている。
今回は、TVQ九州放送開局25周年を記念して、女性の活躍が進む福岡市で初めて、7月17日(日)にアクロス福岡の国際会議場・4階および大会議室・7階、そしてイベントホール・地下2階の3会場で開催される。
講演・セッションは、子育てをしながらアーティストとして活躍しているhitomiさんの「熱唱ライブ&ファッションと美容の秘訣」や、棋士で株主優待投資家の桐谷広人さんによる「女性のための株主優待入門」、フィギアスケート元オリンピック代表鈴木明子さんによる「スケートで学んだ、チャンスをつかむ力、あきらめない力」など。
このほかに女優の飯島直子さん、元アナウンサー現在弁護士の菊間千乃さん、ヘアメイクアップアーティスト山本浩来さん、エッセイスト犬山紙子さん、シンガーソングライターYaeさんなどが登場。
生中継のステージには高島宗一郎福岡市長も出席する。
また展示会場では、協賛企業によるサンプル配布や、働く女性におすすめの体験コーナーが盛りだくさんで、主催者企画では、お得な抽選会や、無料で参加できるプロカメラマンによる撮影コーナー、占いコーナーもあるようだ。

◆開催概要
名称:WOMAN EXPO FUKUOKA 2016
主催:日本経済新聞社、日経BP社、TVQ九州放送
協力:BSジャパン
後援:経済産業省、福岡県、福岡市
会期:7月17日(日) 受付9:30
10:00~17:00
入場料:無料・Web事前申込制
会場:アクロス福岡


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