福岡市選挙区の一次公認候補

来年の統一地方選で大幅議席増を目指す 日本維新の会 福岡県総支部が、福岡市内の選挙区の公認候補7名を発表した。

県議(中央区) 新開崇将(24)
初挑戦、父は新開崇司氏。

県議(東区) 新開崇司(51)
平成27年、31年に中央区の市議選に挑戦するも2度落選、昨年11月の衆院選に福岡2区で立候補するも落選、舞台を東区に移し 県議会での初議席獲得を目指す。

市議(東区) 阿部正剛(60)
平成19年の市議選で初当選(民主党)、3期務めるも31年の選挙で惜しくも次点に終わる。昨年衆院議員に復帰した山本剛正氏(維新・比例九州)と辻立ちを重ねる。

市議(東区) 木村哲晃(45)
かつて 高島宗一郎市長の私設秘書を務めた経験あり。31年は県議(宗像市選挙区)に挑戦するも落選。

市議(早良区) 岩本壮一郎(41)
平成19年 みんなの党から県議選(博多区)、21年維新から参院選比例区、27年県議選(博多区)、そして 前回の31年市議選(早良区)は次点に終わる。
今回5回目で初当選を目指す。

市議(南区) 大沢愛(33)
平成31年は次点で敗れる。2回目の挑戦。

市議(中央区) 阿部秀樹(27)
初挑戦。父は衆院議員(維新・比例九州)の 阿部弘樹。

今回は、元職や 過去に選挙経験のある者、そして その家族という顔ぶれとなっている。

国政選挙の得票数から 都市部では維新の躍進が予想されており、他党は警戒を強めている。
総支部は今後も引き続き 他の選挙区の県議・市議候補の選考を続けていくとしている。


宗像市県議会議員選挙

県議会議員定数2議席の宗像市選挙区は、前回無投票で伊豆美沙子議員が宗像市長選挙に出馬し、現職の吉武邦彦氏に加え、新人の井上正文氏が自民党の公認を得て立候補を表明し、更に福岡市の高島宗一郎市長が推薦した、元市長秘書の経験を持つ木村哲晃氏が加わり、福岡市の建設業者を巻き込み、三つ巴の選挙戦を行っている。
しかし、吉武邦彦氏と井上正文氏は、共に福岡県知事選挙は現職小川洋候補の支持を明確に表明した事で、両氏の指示をする市民は、オール宗像を旗印に纏まったようだ。
それに反して、木村哲晃氏を支持してきた支持者の中では、福岡市長高島宗一郎氏が武内和久氏の支持を表明した事で、副総理麻生太郎氏に今では嫌悪感を持っている宗像市民や、秘書時代の悪い噂が宗像市民に浸透し、一部支持者の離反が始まりつつある。
固定票の一票が移動すれば、二票の格差が生じる事になり、賢い宗像市民の動きは、4月7日の投票行動に現れるだろう。

宗像市・県議会議員選挙

4年前の宗像市を選挙区とする福岡県議会議員選挙は、吉武邦彦氏と伊豆美沙子氏が無投票で当選であった。

その後に伊豆美沙子議員が宗像市長選挙に出馬し、見事に当選し市長に就任したが、この選挙区は2人区のため補欠選挙は行われず、現職は緑友会所属の吉武邦彦議員だけである。

宗像市の自民党支部は一本化を目指して調整した結果、元市議会議員の井上正文氏に、自民党福岡県連の公認がスムーズに決定し、地元は大いに盛り上がりを見せている。

そこに突然旧玄海町長の子息である、木村哲晃氏が立候補を表明し選挙運動を始めた事で、静かだった宗像市の統一選挙が騒々しくなってきた。

木村哲晃氏の売りは、現福岡市長である高島宗一郎氏の秘書を8年間務めた事で、選挙パンフレットには高島市長と一緒に写った写真で秘書時代を強調している。

しかし頼みの綱の高島宗一郎市長の動きは何故か止まっており、また麻生副総理とのパイプもあるものの、福岡県知事選挙の絡みで麻生氏自身は露出を極力控えているのが現状、木村哲晃氏の知名度は広まっていない。

木村哲晃氏の応援には宗像市以外の企業が多く、地元有権者にはまだ浸透し切れておらず、厳しい闘いとなっている。



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宗像市区県議選に吉武、井上氏を公明が推薦

公明党福岡県本部は推薦願が提出されていた、現職吉武邦彦氏(緑友会・立志会)、自民党新人井上正文氏(元宗像市議)の2人に、同党幹事会や党本部の了承を取り付け、3月9日に正式に推薦決定をした。
また水面下では、自民党の大物県議から公明側に、県議選に立候補を予定している木村哲晃氏からも推薦依頼もあった模様だが、木村氏の高島市長の私設秘書時代に、市長の政経セミナーのパーティー券問題や、博多中洲での豪遊ぶりなどが、支持母体の創価学会関係者から不安視され、推薦は徒労に消えた様だ。
公明側は支援の区割りを2人に分け、それぞれに支援体制を引く模様である。
木村氏には、公明関係者以外の一般市民からも拒絶反応が見受けられ、今回の県議選では非常に厳しい情勢の様だ。

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