石山ゲートウェイHD~末期状況か

架空売上計上や粉飾決算などの有価証券虚偽記載で、自社株を売り抜け約2億円を得たとして、5月27日東京地検特捜部に三木隆一前代表が逮捕された石山ゲートウェイホールディングス㈱(JQ7708、東京都港区)を、東京証券取引所は6月15日監理銘柄に指定した。
これで翌16日に、23円で始まった株価は瞬く間に年初来安値となる19円まで下降となったが、9時28分段階では21円。
監理銘柄(審査中)指定期間は、東京証券取引所が上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで、となっているが、おそらく上場廃止と言うことになるだろう。
そうなれば、架空売上計上の片棒を担いだ、当時の代表は既に辞任してはいるものの、㈱エナリス(東マ6079、東京都千代田区)にも影響が出てこよう。 続きを読む

石山ゲートウェイHD代表~架空売上計上で逮捕

昨年夏の太陽光発電量買取保留問題後に、㈱エナリス(東証マザーズ6079、東京都千代田区)との不透明な取引で注目を集めていた、石山Gateway Holdings㈱(JQ7708、東京都港区)に対し、証券取引等監視委員会は昨年10月強制調査を実施していたが、これを受けて東京地検特捜部は昨日の5月27日、有価証券報告書の虚偽記載、簡単に言えば架空売上、粉飾決算で、同社三木隆一社長(68)を逮捕した。

こうした事態を予想してか、既に同社は5月15日の取締役会で、㈱ピラーテおよび㈱インアウト代表の黒澤明宏氏(48)を新たな代表取締役に据えることが決まっていた。
だが同氏は短期間とはいえ、日本振興銀行傘下の中小企業投資機構㈱(倒産時点ではクレスト・インベストメンツ)代表取締役社長や、NISグループ㈱などの社外取締役を歴任した過去があり、代表取締役就任に首を傾げる向きがあるのも事実。

今日の午前10時半の株価は、5月22日に付けた年初来最安値27円を下回る26円。
とうの昔から投機銘柄に堕しており、市場から退場を強いられるのも時間の問題で、間近だろう。 続きを読む