驕り ~ 総務大臣・新藤義孝だったとき・・・

東京都議会選挙で自民党が大敗したのは、安倍総理の驕りが原因で、尻馬に乗った閣僚たちの放言が、支持者を都民ファーストに追いやったといっていいだろう。

こうした愚かで調子者の閣僚は過去にも当然ながら存在し、4年前に総務大臣だった新藤義孝議員が、愛知県知事に「(俺の言うことに)したがわないのか」「どうなってもいいのか」などと脅されたことを記者会見で暴露、それが7月4日の毎日新聞夕刊で報じられていた。。

新藤議員の愚かさは余りにも情けないことだけに、埼玉4区の豊田真由子女史同様、埼玉2区に蹴り込んでおいて、気になるのが、なぜ4年前のことを今暴露したのかということだ。

よほど悔しかっただろうことはよく理解できるが、暴露が何故今なのか。

先日地元紙に掲載された日本獣医師会会長のインタビュー記事でも、「関係者は加計になるんだなとわかっていた」と述べていたが、政権末期には何が飛び出すかわからない。



写真は新藤義孝議員。

わが国はどこに進むのか?

東京都議会議員選挙期間中の日曜日は25日だけで、安倍総理は結局街頭演説には出なかったが、翌日26日になってからようやく文京区の小学校体育館で開かれた、自民党支援者を集めた集会に出席したものの、おそらく今後も選挙期間中、総理が街頭演説に立つことはないだろう。

自民党は何とか40議席は確保できそうだが、仮にこれを割り込むようであれば、安倍総理の責任問題が必ず浮上する。

また民進党も二桁の議席が一桁になれば、党執行部の責任問題が湧き上がることは必定で、応援団の基盤である労働組合とも溝ができているといわれているだけに、現執行部のままでは第二の民社党になり下がる危険性は高まるはず。

そして公明党は、国会で自民党と連立を掲げて甘い汁を吸い、東京都議会では都民ファーストと組み、自民党と対立する構図で選挙を行なっているが、末端の学会員にはどういう説明をしているのだろうか。

表題の写真は、大田区の候補者掲示板