福岡市の統一選挙

~選挙は戦争だ~

 4月12日の投開票に向けて、残り1ヶ月を切った選挙戦は中盤戦を迎えて日に日に激しさを増しており、噂や怪文書が飛び交い、電話作戦の女性の声にも力が入ってきたように感じる。

今度の選挙では、世襲で二代目や三代目と言う候補者はもちろん、中には県議選と市議選に同じ選挙区から親子で立つ候補者、また親兄弟の反対を押し切って出馬する候補者など、さまざまな候補者が顔をそろえている。

過去の選挙で集票マシーンと言われるものに、ゼネコンや農協、宗教団体があり、建設業界からは談合の衰退とともに業界担当、選挙担当は姿を消していたが、今回の選挙では復活の兆しが見え始めたのか、暴力団対策に注力していた福岡県警も、ようやく二課の情報収集が始まったような気配だ。

噂は風に乗って走り始めると一挙に千里を走り、燎原の火のように手がつけられなくなるため、選挙事務所の責任者は最後まで気を引き締めて、常に事務所内の士気を高めることに気を配ることが肝要だ。 続きを読む