JR東海とJR九州の違い

JR東海の子会社の不動産管理業「JR東海不動産」の元課長が、取引業者と共謀し工事費を水増しするなどして、同社から金を騙し取ったとして逮捕されたというニュースが飛び込んできた。

一部の不動産取引では、今でも裏金が横行しており、また被害金額が大きくなることは珍しくない。

JR九州は子会社のJR九州住宅㈱の元代表取締役が絡む数々の疑惑に対して、お茶を濁したような対応で事なきを得ようとしているが、JR東海の場合、内部で不正が発覚して元身内に対して厳しい対応をした。

元を辿れば、旧国鉄の同族企業、同じ事が発生してもその対応に大きな違いが出るのは年月が経ったことによる企業風土の違いだろうか。

だとしたら、JR九州は危機感が育まれていない証と言えるだろう。



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JR九州住宅の不正

JR九州の子会社であるJR九州住宅(福岡市)が、戸建て住宅ローンの融資書類に関して、同社の営業社員が工事請負金額の水増しを行い、金融機関から指摘を受けて発覚した事を、10月になって発表しマスコミが報じていた。
この件は数ヶ月前に司法当局によって発覚していたが、天下りOBを通じて発表を遅らせ、上司である取締役等の人事異動を先に行った上で、末端の社員が行った事件のように発表しているが、まだ奥が深いように思える。
JR九州本社は、第三者委員会を設置し調査を実施して、関係者の処分等を検討していると言われているが、700万円程度の事件にしては、社内の扱いが大きいのに疑問符が残る。
JR九州住宅においては、親会社の顔色を伺いながら仕事をする幹部も多く、今回は水増しだが、その他にも複数の問題を抱えている噂もある様だ。

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