走り始めた南区公明党

福岡市南区の県議会議員の定数は4議席で、自民党2、国民民主党1、公明党1議席だったが、今回は衆議院議員稲富修二氏の秘書である、荒武みるき氏が無所属で出馬し、台風の目となって混沌として来た。
自民党の加地邦雄氏と樋口明氏は共に議長経験者として、トップの座を目指し選挙運動を進めており、国民民主党の大田京子氏と無所属の荒武みるき氏は、共に国民民主の稲富修二氏と繋がりがあり、稲富票はもちろん労組票や反自民票、無党派層に食い込み、激しい争奪戦を演じていると言って良いだろう。
4人の激しい選挙が繰り広げられ、投票率が上がるのは当然の話で、最下位当選は2万票必要との声も聞かれ、埋没しそうなのが公明党の浜崎達也氏である。
公明党の得票は創価学会への依存度が高く、一般市民への露出度が薄く知名度も低かったが、今回の選挙は厳しさが増しており、これまで以上に学会以外を対象とした活動に力を入れ始めた。



 

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南区の県議選

~前回無投票、今回民主分裂で選挙へ~
 南区の県議会議員選挙は定数4で、前回選挙では現職の4人だけが立候補したため無投票に終わったが、今回は民主党議員だった新村雅彦氏が無所属となり、民主党は女性候補を立てたことから、激しい選挙戦が予測される。
これは新村雅彦氏の子息が、同じ南区から福岡市議選に立候補するため、民主党県連内部でトラブルになった模様で、支部長である稲富修二氏が新人の大田京子氏を擁立、新村雅彦氏親子は南区から無所属で立候補することになった。
自民党現職の加地邦雄氏と樋口明氏は、それぞれ基盤となる基礎票を持っており、公明党現職の浜崎達也氏も4回の当選実績があり、特に地元に対する面倒見の良さには定評があるところから、この3氏の当選は間違いないと言って良いだろう。
残る1議席を副議長経験者で、4回の当選実績を持つベテラン議員新村雅彦氏と、民主党女性新人の大田京子氏が争う構図で、南区の県議選は進められている。
新村雅彦氏は無所属になったとはいえ、過去に支援してきた労組は現在でも支援を続けており、桧原や柏原地区には新村党と言われる票があるため、無所属とはいえ侮りがたい存在だ。
大田京子氏は素人ながら、36歳の若さで、子育ての女性などを中心にボランティア集団を組織、事務所もなごやかな雰囲気で選挙戦を演習している。
民主党は福岡市議選の南区では、新人2名が立候補しており、県と市の各候補者の歯車を、上手く噛み合わせられることが、当落のカギになってきた。 続きを読む