“全国ジビエ祭り”開催~天神中央公園~再び

八代市東陽町でショウガを生産している友人がいる。
今の時期は春先から始まる作付の準備段階で、耕作地の整備が主体のようだが、晩秋から冬にかけてショウガや自家消費用の野菜畑などがイノシシやシカなどに食い散らされるという。
友人は持っていないが、近隣には散弾銃を持つ猟友会のメンバーもおり、害獣駆除を行っているものの、仕留めたイノシシやシカを皆で分けて食することはあっても、出荷する、つまり商売にすることはない模様。


この数年、ジビエ、つまり狩猟で得たシカやイノシシ、カモなどの野生鳥獣を食べることが徐々に広まり、あちらこちらの飲食店で、ジビエの文字が入ったメニュー表を見かける機会が多くなった。
“食こそエンターテインメント“がキャッチフレーズの「dancyu」でも今年の2月号で、「ラーメンイズビューティフル」と「ジビエが知りたい」を特集記事にしているほどで、ジビエ料理に関心が集まっている。

学術会議やコンサートなどのイベントが盛りだくさんの福岡で、2月12日(金)と13日(土)の両日、「全国ジビエ祭り」が天神中央公園で開かれる。
これは隣接するアクロス福岡イベントホールで、日本ジビエ振興協議会が主催する「第2回日本ジビエサミット」に合わせて行われるもので、文字通り全国からジビエ料理が集まり、参加店の食事券が当たる抽選会もある。

また「第3回ふくおかジビエフェア」が、2月14日(日)から3月13日(日)までの間、福岡県内の「ふくおかジビエ研究会」会員の42の飲食店舗で開かれる。
ジビエ料理を食べてアンケートに答えると、猪鍋セットやジビエカレーセットなどの豪華賞品が当たる抽選会もあり、楽しみだ。


◆全国ジビエ祭り~概要
日時:2月12日(金) 13:30~20:00
2月13日(土) 10:00~20:00
場所:天神中央公園
アクロス福岡南側
出店予定:
① ジビエ料理・加工品販売(30店舗)
・全国のジビエ料理・加工品の販売
② ジビエ情報コーナー(4店舗)
・県内ジビエ加工品・革製品などの展示・販売
・県が開発中のジビエ加工品の試食
③ 狩猟啓発・体験コーナー(2店舗)
・狩猟啓発資料展示
・鳥獣による農林資産物被害の実態展示
・ビームライフルを使った狩猟鯛県
④ ふるさと産品(6店舗)
・県産の畜産・米・園芸品目などの販売
主催:福岡県
共催:ふくおかジビエ研究会
後援:公益社団法人福岡県畜産協会
一般社団法人福岡県猟友会

◇お問い合せ
福岡県農林水産部畜産課鳥獣対策係
TEL:092-643-3498

ところで40年ほど前の大昔、牡丹鍋、つまりイノシシ鍋を初めて食べた。
美味しかったのはもちろんだが、朝方まで体がポカポカして熱かったのを今でも覚えているし、その後にたびたびイノシシ鍋を食した際でも、翌日まで体は熱かった。
しかしながら、決して、飲み過ぎたからでないことは、お断りしておきます。


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