志賀島の船旅 その4

志賀島は、全国的にも珍しい砂洲(さす)でつながった陸繋島(りくけいとう)です。
他にも有名なのは、神奈川県の江ノ島や北海道の函館も陸繋島です。

今の海の中道がある半島に、長い長い年月がかかって砂がたまり、少しずつ伸びて出来たのが「砂嘴(さし)」。それが、他の陸地とつながると砂洲になり、さらに島につながっていると陸繋砂洲もしくはトンボロといいます。

もともとは、潮が満ちると志賀島につながっていた部分が海に沈み、一時的にも”島”になっていました。しかし昭和5年に志賀島橋が完成し、橋脚に砂がたまっていき、今では満潮のときなどまれに沈むようになりました。いずれは常時つながることになるでしょう。
世界的にはフランスの「モンサンミッシェル」が有名ですが、こちらも堤防道路ができたことで土砂が堆積し滅多に海に囲まれることはありません。

ちなみに、志賀島に渡る道は両側を海に囲まれる砂地のため道路に砂がたまり、ガードレールは錆びやすいことが課題としてあげられています。

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