昭和あの頃展 ~西島伊三雄生誕100年記念~

福岡市名誉市民でデザイナーの故西島伊三雄氏の、生誕100年を記念した作品展が福岡アジア美術館で開催されている。

西島氏の作品は市内の至る所で見ることができる。
福岡市地下鉄の各駅のマーク、会場隣の博多座のロゴマーク、JAのじょうもんさんのイラストもそう、福岡市民の身近に溶け込んでいる。

昭和の子どもたちを中心に、博多の神社のお祭りや日常生活が生き生きと描かれたイラストを鑑賞しながら、生前の笑顔を思い出した次第だ。

第2会場では長男の西島雅幸氏が、博多弁で父の思い出を語り、最後は祝いめでたと手一本で締める遊びの空間が設けられていて、昭和生まれの人間にとって得難い時間だった。

細川建設~粗雑工事で指名停止

福岡市は先月13日の福岡市地下鉄貝塚駅での信号故障の原因が、下記の工事業者の過失による粗雑履行だと認定、さらに後日にも天窓を修繕中にガラスを落下させたことで契約を解除、6ヶ月間の指名停止処分とした。

措置対象業者
商号:㈱細川建設
本社:福岡市東区原田1丁目21-32
代表:細川 憲明
登録:工事(建築D)
期間:平成29年1月18日から平成29年7月17日まで6ヶ月間
概要:
工事件名 貝塚駅内外装仕上改良工事
契約金額 1866万4560円(税込)
履行期間 平成28年12月9日から平成29年3月8日まで
経緯:
地下鉄箱崎線貝塚駅で発生した信号故障の影響で、一部運休等を発生させた原因が、上記工事の現場調査中に使用した鋼製巻尺が電車線に接触したことによるものであることが判明した。
また、後日天窓修繕中、エスカレーター付近にガラスを落下させる等し、契約解除に至った。

同一物件施工中に、2度も事故を引き起こすとは・・・・。業歴25年の工事業者とは思えません。

近すぎて発展しない町~粕屋町~続々編

今でこそ粕屋町と志免町は人口が増加しているが、日本の人口が昨年の国勢調査で初めて減少に転じたことを考えると、これらの町が減少に転じることも遠い将来ではない。

だが残念ながら、粕屋町の担当者は未だその点を考える余裕はないようで、危機感は見受けられず、当然人口減に対する施策は聞くことは出来なかった。
町を預る行政マンは、特に町の将来像を具体的に提示する立場にあればあるほど、人口減に対する対策は対案として持ち合わせることが重要ではないのか。

やはり人口の増減に関るのは職住が時間的に接近していることで、道路や鉄道が良く整備されていることが重要であり、6つの駅を町内に持っている粕屋町がこれを証明しているといえるだろう。
しかしそれだけでは限界があるのはいうまでも無いことで、さらなる施策を立てることが求められる。


今はすっかり立ち消えになってしまったが、過去には福岡市営地下鉄を粕屋町のJR長者原駅までの延伸する構想があった。
これに変わる形として、元粕屋町議が話してくれた構想は、福岡空港から博多の杜スポーツ公園、志免町、イオン福岡を経由して、区画整理が完了したJR酒殿駅でJR香椎線に接続し、宇美町まで電車が走るというものだ。

志免町や粕屋町、須恵町、そして一番恩恵を受けることになるはずの宇美町の行政マンは、それぞれの町をどう変えていくのか、どのくらいの投資額が必要なのかなど、コストと効果を対比させた将来のマスタープランを立ててみてはどうだろう。


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