福岡市議候補の自民党公認

福岡県は自民党の実力者である、麻生太郎副総理のお膝元だけに、自民党本部も同氏に対して、最大限の忖度や心配りをするなど、気遣いは想像以上である。

その様な背景から国会議員を始め、県議会議員や市議会議員に至るまで、公認問題に付いてはお伺いを立てているのが現状だ。

自民党新福岡に所属する3人が立候補を決意し公認申請を行った際に、福田衛氏(博多区)については従来通りに公認が決定するも、中島正裕氏(中央区)と飯盛利康氏(南区)には、何故か自民党の支部や県連の推薦が下りず、公認は保留されていた。

両市議が県連に掛け合うも結論が出ないところから、飯盛利康氏は福岡市長高島宗一郎氏を通じ、中島正裕氏は麻生太郎副総理に公認申請の要請を依頼し、何と告示日直前の27日に自民党本部が公認を決定する事になった。

しかし自民党内部でも異論がある様で、特に福岡県において麻生太郎副総理は、福岡県知事選挙でかなりの悪評が流れているだけに、今回の無理を通した公認のやり方について福岡市民は背を向ける可能性もあるだろう。



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博多区の市議選

告示まで残り1週間を切り、各候補者は選管からの事前審査も終わり、選挙事務所も慌ただしく動いている。
博多区の福岡市議会議員定数は9名で、今のところ現職5名、新人5名の計10名の立候補が予定されている。
自民党は現職南原茂氏(65)、みらい福岡の鬼塚昌宏氏(46)、高島市長に最も近い自民新福岡の福田衛氏(47)に加え、無所属川口浩氏(58)にも推薦を出し、公認と推薦候補は4名となる。
一方公明は現職古川清文氏(50)、今回勇退する石田氏の後任には川上たえ氏(44)の2名、共産は勇退する比江島氏に代わり木村拓史氏(32)が出馬を予定している。
この他に新人では、立憲民主から元カルガリー冬季オリンピック銀メダリスト山田由美子氏(50)、日本維新の会から堀本和歌子氏(37)、元衆院議員の新開裕司氏(50)らが立候補予定しているようである。
現職組は有利に選挙戦を進めており、更に組織力のある公明、共産の新人と続き、残りの議席を新人3名が争う様相だ。
立憲民主党の支持率は他の野党より高く、山田氏の名前はスピードスケートの分野では知名度はあるものの、一般市民にどれ程知られているかは未知数である。
新開氏も衆院議員の経験があるとは言っても、比例区での当選で知名度には難点がある様に思われ、また日本維新の会の堀本氏は知名度においては、他の候補より劣り、日本維新の会の風も吹くかどうか不明である。
残り1議席を、新人3名で争うことになるだろう。



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