中央区ベテラン議員の後継者

~次第に知名度が上がる~

 福岡市中央区選出の自民党福岡市議団所属で、9期36年間を勤めた稲員大三郎議員と、7期28年の妹尾俊見議員が今度の選挙には出馬せず、引退した。

稲員大三郎議員の後継者は、実子である稲員稔夫氏が4年前から立候補を想定、秘書として事務所の仕事を手伝っていた経緯もあり、引き継ぎ表明は若干遅れたものの、選挙事務所も順調に活動している。

一方、親子二代に亘る市議だった妹尾俊見氏は、支援者である堤田寛氏を後継者に指名したものの、50年余の長きにわたり妹尾市議に投票してきた地元有権者に取って、堤田寛氏はなじみが薄く、知名度はまだまだ低く懸念されていた。

だが地道な選挙を得意としてきた妹尾俊見市議だけに、派手なイベントを開かず、後継者である堤田寛氏を伴い、地盤とする地区の支援者を、こまめに回ると言うドブ板選挙を続けている。

その結果、ここにきて徐々にではあるが、知名度も上がり他の候補者と肩を並べるほどになってきたが、まだまだ抜きんでるまでには至らず、選挙戦後半に突入した。

ベテラン市議の後継者に指名されただけあり、稲員としお候補と、つつみだ寛候補はともに自民党公認で、自民党県議会議員候補の、たけ康宏候補と連携し、二人三脚で選挙活動の王道を歩いている。 続きを読む

続・中央区の市議選

~7つの議席を11人で争う激戦区~
 福岡市中央区の市議会議員選挙は、定数の7議席を現職5人に加えて新人6人の都合11人で争う構図で、新旧が入り乱れて激しい戦いが行われている。
自民党市議団のベテラン議員稲員大三郎氏と、妹尾俊見氏の現職2人が引退を表明しているが、稲員議員は長男の稲員としお候補が、また妹尾議員はつつみだ寛候補を後継者に指名した。
また前回は副総理麻生太郎氏の応援を得ながら、油断から162票差で次点となった中島まさひろ氏が、捲土重来を期して再挑戦しており、現職議員や新人候補の脅威になっているのも事実だ。
妹尾議員から後継指名を受けながら、立候補したつつみだ寛候補は、親子二代に亘る妹尾議員の地盤が強固なだけに、名前がなかなか浸透せずに苦戦を強いられていたが、3月議会が閉会したのを機に妹尾議員が一緒に回り始めたことで、徐々にではあるが知名度は上がってきている。
中央区は若い女性有権者が多いのも特徴で、治安を重視したワンルームが候補者の泣き所になっており、今回は投票率が40%を割り込むことも懸念されているため、組織票を持たない候補者の中には、投票を呼びかけ浮動票の積み上げを意図している候補者もいる。
既に当選圏に入っている現職が5人で、残る2議席を6人の候補者が争っている。 続きを読む

稲員としお候補・市議選へ

~2月17日(火)午前10時後援会事務所開設~
 稲員としお氏は、福岡市議会議員を9期務め、市議会議長も歴任した稲員大三郎議員の長男として、昭和48年に福岡市中央区で産声を上げている。
父親である稲員大三郎氏の誠実な議員としての後ろ姿を、幼いころから36年間見て育ち、成長するにつれて地域住民との縁を大切にする事を、朝の学童通学路の安全確保ボランティアで身を持って経験し、後継者として実践する事の大切さを改めて自覚して大三郎氏と相談、父の元気なうちの立候補を決意した。
武道家の娘である母親の影響を受け、剣道を志し大会に出場しながら、仕事の合間を見て地域の子供に剣道の指導を行い、「想いやりの心」持つ姿勢で市政に取り組みたいと決意を語る。
今回立候補するに当たり、長年に亘って地域の活動を続けてきた父親の議員生活を、裏方として支えてきた母親の力に、自分が実際に選挙活動を行うことで、改めて日頃の生活姿勢の大切さを知らされているようだ。
そうした思いを胸に2月17日午前10時から、長年に亘って稲員大三郎議員を支えてきた、ベテランスタッフが顔をそろえて後援会事務所開きが行われる。
中央区の選挙は都市型だけに、事務所に若いスタッフを集めるのは、候補者である稲員としお氏の人柄で、今から自然に集まることだろう。 続きを読む