気配り・心配り~現場事故を防ぐ

中には16連休のゴールデンウィークの真っ最中で海外へ出かけた人も多く、サービス業に従事する人達がいて初めて、普通の人は休日を満喫することが出来るが、工期が押し迫っている工事現場では、祝日返上で作業員が働いているケースもよく聞く。
福岡市では暑さ対策のため、小中学校に空調設備を設置することになり、今年度からPFI事業で小学校の空調設備工事を行うことが決まった。
市内を東西に二分して入札を実施、大橋エアシステムを頭とするJVと、空研工業を頭とするJVが落札したものの、工事期間は夏休みという短い期間に限られるため、現場員はゴールデンウィークを返上して作業することになる。
公共工事だけに限らないが、施工会社が一番恐れるのは、気の緩みから現場で発生する人身事故で、特に日曜祭日などに自分だけが働いているという不満から、仕事振りが雑になって起こるミスが事故につながる可能性が高い。
その一方、職種の異なる営業社員は、現場作業員が休日を返上して働いている間、普段は家庭サービスなどを行っているのだが、今度の空調設備工事は施工期間が短いだけに、JVの1社である平和電興の担当者は、休日出勤して現場を回るようだ。
営業社員も自分が担当する現場であれば、進捗状況や役所に提出する書類なども把握し、現場責任者と話合いを密にしておくことが大事だろう。
最近は職場での飲み会も少ないように聞いているが、ノミニケーションを上手く活用していれば、O社も若い有能な社員を失うこともなかったのではないだろうか。 続きを読む