賄賂~こんにゃくとレンガ

森本学園事件で、参議院議員の鴻池祥肇元防災担当大臣が、マスコミに登場してからは、なぜか報道内容がきな臭くなってきたから不思議だ。

普通の人々には大臣が発言した、こんにゃくとレンガの意味がわかりにくいと思うで少々解説すると、越後屋と悪代官で代表される江戸時代、賄賂は小判であったが、現在は1万円の紙幣が主流。

100万円の札束は厚さが1センチあるが、300万円以下であれば、上下に振るとぐにゃぐにゃするこんにゃくのようで、1000万円単位ともなれば、100万円の束を10個重ねて縦横の帯で縛ってあるから、ちょうどレンガのように硬くなっているのだ。

3万円の商品券の話しも出てくるが、商品券の場合は誰に聞いてもデパートでは必ず化粧箱に入れて包装してあり、このようなケースで3万円の商品券は誰が聞いても有り得ない話で、参議員議員と理事長のどちらが嘘を言っているのかはっきりしている。

大昔、野党の代議士が贈収賄の現場をビデオで撮影して公表したことがあったが、あの時も金額が多ければ、公表を控えていただろうといわれていた。

森友学園事件

森友学園の問題では、不明瞭な用地取得に続き、安倍総理や昭恵夫人の名前が表面に現れ、連日大きな話題になっている。 

ところが、安倍総理サイドの旗色が悪くなり始めたら、今度は自民党参議院議員の鴻池祥肇氏が登場、当事者である森友学園理事長籠池泰典氏を一方的に悪者に仕立て上げ、マスコミの記者を前にして、実に見事な啖呵を切ったものだが、唐突にこの問題で鴻池議員が登場してきたことに、違和感を持った人も多いようだ。 

その一方で週刊誌では、故鳩山邦夫代議士事務所の名刺を持った人物も、今回の森友学園問題事件で新しく登場したようだが、既に代議士は昨年なくなっており、この新しい登場人物は事件の幕引きのために登場してきた人物のように思われて仕方が無い。 

さあ、本当の黒幕は誰だろう。