福岡市選出、市議・県議の勇退

今年4月には統一地方選挙が行われるが、今季限りで勇退される政治家の情報も入ってきている。

最終確定ではないが、福岡市選挙区で 現在までに名前が出ている議員は以下の通り。




(市議)
東区  森 英鷹 氏 (自民・7期)
中央区 楠 正信 氏(公明・4期)
城南区 高山 博光 氏(無所属・11期)
早良区 黒子 秀勇樹 氏(公明・7期)
西区  小畠 久弥 氏(自民・7期)
西区  冨永 計久 氏(自民・6期)
西区  大坪 真由美 氏(公明・2期)

(県議)
博多区 高橋 雅成 氏(公明・5期)
東区  立川 由美 氏(共産・1期)
南区  浜崎 達也 氏(公明・6期)
城南区 武藤 英治 氏(無所属・10期)
早良区 古川 忠 氏(無所属・7期)

職員を追い詰めた市長

今年は選挙イヤー、特に住民生活に直結する市町村長を選ぶ選挙は重要だ。
国や県から予算を取ってくる能力や人脈の多さも大事だが、人を使えるかどうかも大切なポイントである。
首長によって役所内の空気はガラリと変わり、職員のやる気を引き出せば 延いては住民サービスの向上に繋がる。




令和になってすぐ、某市役所勤務の40代の課長が自宅で亡くなっているのが発見された。
遺書がなかったので 警察は「不審死」として処理、しかし 役所内の職員の多くが 状況から自殺で間違いないと見ている。

市役所内は常にピリピリした空気に包まれている。
市長が部長を怒鳴ることは日常茶飯事、時には教育長までも怒り上げる。
直接 課長に暴言を吐くことはないが、「報告受けてない」「聞いてない」「出ていけ」「出直せ」「やり直せ」が口癖、意に添わぬ時は 関係のない部署の決裁までストップ、1~2週間決裁が止まることも珍しくない。

こんな話もある。
課長がある企画について段取りをして市長に説明に行き、「よし、わかった」と決裁を貰った。しかし、翌日呼ばれ「これは何だ」と聞かれ「昨日決裁を頂きました」と言うと、「俺は判を押してない」と全てなかったことに。

亡くなった課長が働いていたのは そのような職場だった。




市長が期数を重ねると権力が集中し、こうした状況になりかねない。
以前は多選となると批判が多かったが、最近は4選も珍しくなくなった。
中には7期目を目指す首長もいるというので驚きだ。
また、高齢者特有の症状が顕著になり 周囲に様々な弊害を及ぼしている市長もいると聞く。

皆さん自治体の首長が、やる気を引き出すタイプか 追い詰めるタイプか ご存じですか?

令和元年の暮れ

平成から令和に変わった節目の年、春には統一地方選挙、夏には参議院選挙が行われ、秋口には年内解散総選挙の噂が飛び交ったが、今のところ、選挙は遠のいたようで静かな年末となりそうだ。

一方で、ジングルベルは鳴っても懐は寒いという声も多く聞く。
国会は「桜」で花盛りだが、景気対策について議論はされているのだろうか。

大企業は潤っても地方の中小企業は体力の衰えが著しい。
消費増税の影響もじわりと追い討ちを掛け、売上にも影響が出るのも時間の問題だろう。

今こそ、隅々まで行き渡る抜本的な景気対策が求められている。

それなら喜んで会期延長を受け入れたい。



 

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最新の世論調査

統一地方選挙の真っ最中となる4月6日~7日に、東京の民放テレビ局が世論調査を行い、支持政党では自民党が40,4%、立憲民主党が9,6%、国民民主党は1,6%と低い数字となっている。

また別の質問で、夏の衆参同時選挙については、反対よりも賛成の方が2ポイント高く、この数字が今後どの様に変化するのか、衆議院の先生方は気になる数字だろう。

忖度発言で辞任に追い込まれた国交省元副大臣の塚田一郎氏ついては、辞任が当然とする人が7割を超えており、誰が福岡に呼んだのか名前が知りたいものだ。

あくまでも推測だが、同じ麻生派の参議院議員で塚田氏の挨拶で名前も出ていた、武内和久氏の選対本部長を務めていた方ではなかろうか。



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太宰府市は変貌するか?

福岡市には海の玄関である博多港があり、加えて空の玄関である福岡空港もあって、連日海外から大勢の外国人が訪れているが、多くの観光客は貸し切りバスで、観光地である太宰府市を訪れているようだ。

太宰府天満宮は学問の神様として、多くの受験生が参拝しており、西鉄太宰府駅から参道までは門前町として発展し、今日に至っている。

しかし最近は海外の観光客で溢れており、中国語や韓国語が飛び交い、日本とは思えぬ環境になり、嘆いている日本人観光客の声も聞かれる。

更に平成17年10月には九州国立博物館もオープンし、国宝や重要文化財が展示され、更には様々な特別展も開催されている事から、日本全国はもちろん、海外からの来館者も増えている。

今後は国や県・政令都市と連携し、増加傾向にある観光客がもっと楽しめる様に、太宰府市が大きく変わらないと更なる発展は望めない。

今回の統一地方選挙では、実行力に期待する為に、誰を選べば太宰府市が飛躍するかは、太宰府市民の貴重な一票で決まる。



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多くの女性議員誕生に期待

4月7日投開票で行われる統一地方選挙の前半戦、県知事・県議・福岡市議選まで、残り1カ月を切り、候補者は最後の運動を行っている。
3月8日スイスに本部があるIPU(列国議会同盟)が、世界の女性議員の占める比率を、今年の1月1日時点で割合を発表、日本の衆議院に当る下院や一院制を取る193ヶ国加盟中、第1位はアフリカのウガンダが61,3%、先進7カ国ではフランスが39,7%で16位、イタリア35,7%で30位、アメリカ23,5%で78位、日本は10,2%で165位と言う結果であった。
今年の福岡市議選には、今のところ92名が立候補を予定、その内女性候補は政党別に、自民党0名、立憲民主党3名、国民民主党2名、公明党2名、共産党2名、ネット1名、無所属6名の16名で、立候補を予定数全体から見ると約17,4%である。
各自治体とも議員を目指す人が減少傾向にある中、市民目線に立ち、男性には解らない細かな政策を女性候補の方々は掲げている様だ。
福岡市議会議員定数は62名だが、多くの女性が当選する事で、高島市長が市政運営を見直すきっかけになることを期待したい。
「党派を超え、女性が活躍する社会を」とは安倍首相の国会答弁の口癖だが、それを選択するのは、私達国民であり、政治に関心が無く、無党派層や支持政党なしが多く、投票率も年々減少しているのが現実であるが、政治を監視するのは国民の義務であり、権利でもある。
福岡市全体人口の半分以上が女性であり、子育て世代から高齢者の介護を含め福祉政策など、女性目線で市政を牽引する為、多くの女性議員誕生を望む声が寄せられている。



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リトルリバー

最近は「リトルリバー」と言う言葉が良く飛び交い、大きな川の源流かと思い、小さな川が何処を流れているのか、つい聞いてしまったところ、笑われたのは言うまでもない。
自民党関係者の間では「小川」と言う言葉は禁句で、昔から福岡には「博多にわか」と呼ばれる、川柳とは一味違う風刺を主にした博多弁を使った言葉の遊びがあり、その延長線上にあると言えば理解できる。
4月7日の統一地方選挙まで50日を切り、選挙が実施される地域の先生方は、宗教団体が行っている朝の行事に参加したり、企業の朝礼に出席して挨拶するなど、涙ぐましい努力のドブ板選挙を行っており、懸命な努力が何時かは報われるだろう。
福岡県内で活躍している地方議員の先生方の挨拶、「リトルリバー」が今や合言葉になって県内隅々まで、行き渡っているように思えるが、相手候補の事務所には人の出入りが、段々減って寂しい雰囲気が漂い始めた。



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初心忘れずに~議員の皆さん

統一地方選挙が終わって来年の春は丸2年が経過、地方議員の先生方は次の選挙に、それぞれが決断して準備に入るはずだが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の言葉があるように、2年を経過すると大半の先生方が選挙期間中に行なった運動を忘れている。

選挙が近くなると交差点角には、多くの候補者が旗を持って通勤途中の有権者に挨拶しており、選挙が終わった1週間程度まではお礼を兼ねて、数名の候補者が立っているのを見たことはある。

だが前回の選挙から1年半が経過した現在でも、南区のはずれから車で通勤している途中、朝の辻立ちを見るのは、市議会議員では共産党の堀内徹夫氏、県議会議員の樋口明氏、国会議員では落選した稲富修二氏の3名だけだ。


堀内徹夫議員は共産党所属で1年生議員だから朝立ちは理解できるし、稲富修二氏は落選しているだけに、常在戦場でこれも理解できるが、樋口明県議会議員は4期生で自民党や議会での要職にも就いていることから、辻立ちしている姿を見るたびに感心させられる。


一度決めたらずっと続ける、この「鉈の力強さ」が樋口明議員の持ち味であり、着実にもう一段、階段を上がることだろう。


 

中島まさひろ候補

~福岡市議へ再挑戦~

 中島まさひろ氏は前回の統一選挙で、福岡市中央区から市議会議員選挙に自民党推薦で立候補、麻生太郎代議士も応援に駆け付け、終盤になって盛り上がったものの、僅かの票差で落選し次点に終わった。

地元大学を卒業しプロゴルファーになり、脚光を浴びて華やかな道を歩む傍ら、ゴルフに関する自営業を営み、地元地域活動にも率先して参加したことで支援の輪も広がり、前回の福岡市議会議員へ立候補したものだ。

しかしそれまでは陽の当たる道を歩き、挫折を知らずに来たことが姿勢に現れたのか、一部の人からは不評も買ったが、前回の落選で敗者の痛みを知り腰も低くなり大きくなったと、最近はそんな声も聞かれるようになった。

中央区は定数7議席で自民党のベテラン稲員大三郎議員と、妹尾俊見議員が引退を既に表明、それぞれ後継者を指名している。

当然その他の現職議員も立候補を予定しており、この他に新人の立候補も噂されているだけに、中央区はかなりの激戦になる予想だけに、今回は中島まさひろ氏も背水の陣で臨む覚悟だ。

前回の選挙から応援し続けている人達の、変わらぬ後押しが中島まさひろ候補の強味といえるだろう。 続きを読む

選挙事務所

~縁起を担ぐ~

 慌ただしい師走の総選挙も終わり、第三次安倍内閣は大半の閣僚が留任し無難な船出となった。

来年4月は知事、県議会議員、市議会議員の選挙の年であるため、立候補予定者は選挙事務所を物色している最中で、年明け早々にも事務所開きを予定し、4月に向けて時間との戦いで、選挙準備に余念がない。

従来の事務所を選挙でも使用する候補者もいるが、選挙用事務所は人の出入りが多いだけに、出来るだけ表通りに面した場所と広さを希望するところが多い。

当選すれば良いが、落選すれば借金だけが残るため、候補者にとっては人生における大きな博打でもあり、博打には運やツキが大きく作用するだけに、縁起を担ぐ候補者も多く、総選挙や首長選挙で使用された空き事務所は、場所が良くても前に使用した候補者が落選すると、後に利用する候補者はいなくなる現象も起こる。

年の瀬も押し詰まり、多くの候補者から事務所開きの案内もあるが、南区から県議会議員に立候補を予定している、樋口明氏の通常の事務所は目立たぬところだが、今度の新しい選挙事務所は野間のバス停前で、ウマイことを考えたものだ。

このバス停で乗り換える人は多く、事務所の前で立っていれば顔なじみも増え、事務所に顔を出す人も出てくれば、これほど良い選挙事務所は無いだろう。

 

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